デジタルカメラ便覧
2014/10:発行
2020/01:更新
2020/01:更新
目次
1インチ未満コンパクト
1インチ未満の小サイズ撮像素子を搭載した小サイズ撮像素子搭載のコンパクトカメラは、カメラの黎明期から多数存在します。
そしてスマートフォンの普及により、一番打撃を受けているのがこの分野です。
なにしろスマートフォンと同じ大きさの撮像素子を使っているのですから、当然の事です。
とは言いながら、スマホに無い光学ズーム機能を備えている事から、依然この分野のカメラは多数存在しています。
このため取り敢えず、特色のある高倍率ズーム搭載機と防水タイプについてご紹介したいと思います。
なおそれ以外の1インチ未満コンパクトは、こちらをご覧頂ければと思います。
高倍率ズーム搭載機
撮像素子が小さく、且つミラースペースを必要としないコンパクトカメラの場合、望遠それもズームレンズが得意です。
このため各社より、高倍率ズーム搭載機が発売されています。
出色なのは、FinePix S1でこれは防塵防滴仕様になっており、水辺や雨天の撮影に威力を発揮しそうです。
なたオリンパスのS-100EEでこれには超望遠撮影で有効な、照準器を備えています。
超望遠で動く物を撮影すのは至難の業ですので、スポーツ、野鳥、航空機撮影が趣味の方にはお勧めです。
65倍ズーム 60倍ズーム 60倍ズーム 60倍ズーム 50倍ズーム
防水タイプ
防水タイプとなったら、未だに1/2.3インチが主流になります。
その理由は簡単で、機動性が重要視されると共に、撮像素子が小さいほどピントが合い、マクロに強いからです。
稀にフルサイズのドデカイ水中カメラを目にする事がありますが、余りカメラについて詳しくない方だろうという事が分かります。
話は戻って、このクラスでは、オリンパス、ニコン、フジフィルム、キヤノン、パナソニックが頑張っています。
オリンパス
オリンパスの水中カメラは2006年のμ720SWからですので、既に10年以上の歴史があります。
オリンパスμ720SW
現在は広角ズーム搭載の800シリーズと。F2.0の明るいレンズ搭載のTG一桁シリーズがあります。
モデル | 特徴 | ストロボ | 自撮り | Wi - Fi |
連写 (コマ/秒) |
シャッター 速度 |
ISO感度 (拡張) |
画素数 |
TG-870 2016/2 |
92万ドット液晶に変更し、アートフィルター13種類にアップ。 超広角21~105mm F3.5~F5.7、スーパーマクロ:0.01m~0.1m、GPS内蔵、自撮り、防水15m、レンズシフト式手ぶれ補正機構 |
内蔵 | 可 | 搭載 | N/A | 1/2k ~ 4" |
125 ~ 6400 |
1600 万画素 |
TG-4 |
広角25mm~100mm F2.0~F4.9、スーパーマクロ:0.01m~0.30m、モードダイヤル、GPS内蔵、防水15m、タイムラプスムービー、ハイスピードムービー、247g | 内蔵 | 不可 | 搭載 | N/A | 1/2k ~ 4" |
125 ~ 6400 |
1600 万画素 |
TG-860 2015/5 |
自撮りに対応し、Wi-FiとGPS搭載、防水15mに対応、自撮りモード追加。 超広角21~105mm F3.5~F5.7、スーパーマクロ:0.01m~0.1m、、レンズシフト式手ぶれ補正機構、224g |
内蔵 | 可 | 搭載 | N/A | 1/2k ~ 4" |
125 ~ 6400 |
1600 万画素 |
TG-850 2014/3 |
チルト液晶 超広角21~105mm F3.5~F5.7、スーパーマクロ:0.01m~0.1m、自撮り、レンズシフト式手ぶれ補正機構、防水10m、218g |
内蔵 | 可 | 搭載 | N/A | 1/2k ~ 4" |
125 ~ 6400 |
1600 万画素 |
TG-835 2014/2 |
GPS内蔵 超広角28mm~140mm F3.9~F5.9、スーパーマクロ:0.03m~0.6m、CMOSシフト式手ぶれ補正機構、防水10m、214g |
内蔵 | 不可 | 非搭載 | N/A | 1/2k ~ 4" |
125 ~ 6400 |
1600 万画素 |
さて、どのカメラを購入するか、決まりましたでしょうか?
とは言え、たとえカメラ購入前でも、何を撮るか考えるのも楽しいものです。
となれば、早速水中写真に挑戦してみましょう。
1インチ未満コンパクト