EOS Kiss Mの性能は他社機と比べてどうなのか?
2020/01/21:発行
2021/1/25:誤記訂正
2021/1/25:誤記訂正
はじめに
先日ニコンのミラーレス一眼Nikon Z50と共に、フルサイズ未満のミラーレス一眼における比較記事をアップしましたが、これに関して売れ筋のEOS Kiss Mも入れて比較してほしいとのご要望を頂きました。
当該比較記事にも書きました様に、モデル毎の階層を徹底しているキヤノンのEOSシリーズにおいて、下のチャートにあります様にEOS Kiss Mは一番下のエントリーモデルの位置付けになっています。
おまけにモデル名でも分かる様に、対象はファミリー層、ママ層、若年層とエントリーモデルの中でも更に初心者向けといった印象を醸(かも)し出しています。
このため、競合他社のハイアマチュア機と比べるとハンディが大きいと判断して比較から除外したのですが、確かにそれらと比べてどの程度の実力の持ち主なのかを知りたいのも人情です。
という訳で、今回は先の記事にEOS Kiss Mを含めて再比較してみたいと思います。
発売日 | モデル | サイズ | 画素数 |
---|---|---|---|
2019/11/22 | Nikon Z50 | APS-C | 2000万画素 |
2019/11/22 | Olympus O-MD E-M5 Mark III | 4/3 | 2000万画素 |
2019/11/1 | SONY α6600 | APS-C | 2400万画素 |
2018/9/20 | Fujifilm X-T3 | APS-C | 2600万画素 |
2018/3/23 | EOS Kiss M | APS-C | 2400万画素 |
2018/1/25 | Lumix DC-G9 | 4/3 | 2000万画素 |
下にあります様に、EOS Kiss Mの価格は他社機より一番安いのも事実ですので、やはり性能も最下位なのでしょうか?
EOS Kiss M (2400万画素) |
Nikon Z50 (2000万画素) |
E-M5 Mark III
(2000万画素) |
α6500 (2400万画素) |
X-T3
(2600万画素) |
DC-G9
(2000万画素) |
それとも、他社のハイアマチュア機に匹敵する実力の持ち主なのでしょうか?
どんな結果になるかお楽しみに。
モデル紹介
既に前記事でご紹介済みではあるのですが、本記事を初めてお読み頂く方のために、本記事で扱う6機種の概要を、発売の新しい順に簡単にご紹介しておきます。
Nikon Z50
最初にご紹介するのは、2019/11に発売されましたNikon Z50です。
ご存知の様にNikon Z50は、フルサイズミラーレス一眼用に開発された大口径のZマウントを流用した、ニコン初のAPS-Cサイズのミラーレス一眼です。
Nikon Z50 + NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR
これに伴い、(SONYのα6000シリーズと同様に)画角が変わるもののフルサイズ用のレンズも使えるというメリットもあります。
Olympus OM-D E-M5 Mark III
続いては、同じく2019/11に発売されたOlympus OM-D E-M5 Mark IIIです。
Olympus OM-D E-M5 Mark III + M.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4.0-5.6 II
本機はAPS-Cサイズより一回り小さい4/3サイズの撮像素子を採用している事から、APS-Cサイズ機よりボディーもレンズも小さくでき、更に連写速度やボディー内手ブレ補正においても優位性があります。
なお本機の上位機種としてE-M1 Mark IIとE-M1Xがあるのですが、E-M1 Mark IIは発売が2016/12と古く、E-M1Xは縦位置グリップ一体型と少々特殊なので、最新機種の本機をオリンパスの代表とさせて頂きました。
SONY α6600
続いては、E-M5 Mark IIIと同じく2019/11に発売されたSONYのα6600です。
E 18-135mm F3.5-5.6 OSS + α6600
本機は2016/12に発売されたα6500の後継機で、従来より一回り大きなバッテリーを採用した事により撮影可能枚数が大幅に増えています。
また作像エンジンが最新版になり、ISO感度がアップし、処理速度も速くなっています。
ただし本機になってから、従来あった内蔵ストロボが廃止になっています。
FUJIFILM X-T3
続いては、2018/9に発売されたフジフィルムのX-T3です。
2018/9発売のフジフィルムのX-T3
本機はAPS-Cサイズの撮像素子を搭載したミラーレス一眼ですが、特徴的なのはその操作性とスタイルです。
ですが、むしろ本機の最大の特徴はそれではなく、撮像素子上に一般的なベイヤー配列と異なるフジフィルム独自のX-Transと呼ぶカラーフィルター配列を採用している事です。
詳細は割愛しますが、これに伴い当初よりハイパスフィルターレスを採用し、またフィルムシミュレーションによるJPEG画像の美しさには定評があります。
なお本機の上位モデルとして2018年3月にX-H1が発売されていますが、画像系が一世代前のものなので、本書ではそれより新しいこのX-T3を代表機として取り上げます。
EOS Kiss Mは
続いては本書の主役とも言える、2018/3に発売されたEOS Kiss Mです。
EOS Kiss Mはその名の通り女性やファミリー層をターゲットとしたモデルで、それ以外に一般向けのEOS Mシリーズが存在します。
ただし一般向けのEOS M5は発売が2016/11と少々古く、最新のEOS M6は電子ファインダーが無いため、今回はEOS Kiss Mをキヤノンの代表とさせて頂きます。
EOS Kiss M(2018/3発売) EOS M5(2016/11発売)
日進月歩のこの市場において、2世代前というのもかなりハンディなのも分かって頂ける事でしょう。
なおついでにお伝えしておきますと、キヤノンのAPS-Cサイズは他社より僅かに(6%)小さいので、画素数やISO感度においては不利なものの、撮像素子の読み込み速度や筐体の大きさでは多少有利になります。
Lumix G9 PRO(DC-G9)
最後は、2018/1に発売されたLumix G9 PROです。
本機もオリンパスのOM-D E-M5 Mark IIIと同様に、4/3サイズの撮像素子を採用しています。
2018年1月に発売されたLumix G9 PRO
従来ルミックスのGシリーズと言えば、ごくごく一般的なミドルクラスの扱いだったのですが、この先代のDC-G8から筐体が金属になり徐々にプロ用のスチールカメラを強く意識したモデルになってきました。
特に本機からは、内蔵ストロボを廃止し、モードダイヤルに赤い鉢巻きを締め、商品名の末尾にPROと入れるほどの気合の入れようです。
ついでに言っておきますと、前記事においては、本機が第1位でした。
撮像素子
それでは先ず、画質に最も影響する撮像素子から見ていきたいと思います。
項目\機種 | Nikon Z50 | E-M5 Mark III | α6600 | X-T3 | EOS Kiss M | DC-G9 |
---|---|---|---|---|---|---|
サイズ | APS-C | 4/3 | APS-C | APS-C | APS-C | 4/3 |
画素数 | 2088万 | 2037万 | 2420万 | 2610万 | 2410万 | 2,033万 |
フルサイズ換算 の画素数(注2) |
4700万 |
8148万 |
5445万 |
5870万 |
6170万 |
3130万 |
ISO感度 (拡張) |
100 51200 (204800) |
(64) 200 6400 (25600) |
(50) 100 32000 (102400) |
(80) 160 12800 (51200) |
100 25600 (51200) |
(100) 200 25600 (注1) |
ローパスフィルター | 有り | 無し | 有り | 無し | 有り | 無し |
特徴 | N/A | N/A | N/A | 裏面照射型 X-Trans |
N/A | N/A |
解像度順位 | 3位 | 3位 | 2位 | 1位 | 2位 | 3位 |
ISO感度順位 | 1位 | 5位 | 2位 | 4位 | 3位 | 5位 |
順位ポイント | 4 | 8 | 4 | 5 | 5 | 8 |
総合順位 | 1位 | 5位 | 1位 | 3位 | 3位 | 5位 |
注2:誤記訂正(2021/01/25)
この中におけるEOS Kiss Mですが、特に秀でた所は無いものの、総合順位で3位を確保しているのは立派というべきでしょう。
電子ファインダー
続いては、電子ファインダーの性能です。
下の表をご覧頂きます様に、X-T3とDC-G9は369万ドットの電子ファインダーを採用しており、これだけ見ても他社の気合の入れ方が分かります。
項目\機種 | Nikon Z50 | E-M5 Mark III | α6600 | X-T3 | EOS Kiss M | DC-G9 |
---|---|---|---|---|---|---|
画素数 (ドット) |
236万 | 236万 | 236万 | 369万 | 236万 | 369万 |
倍率(フル換算) | 0.68倍 | 0.60~0.69倍 | 0.7倍 | 0.75倍 | 不明 | 0.83倍 |
アイポイント (最終面から) |
19.5mm (中央から) |
27mm | 23mm | 23mm | 22mm | 21mm |
フレームレート | 不明 | 120fps | 120fps | 100fps | 不明 | 100fps |
遅延時間 | 不明 | 5ms | 不明 | 5ms | 不明 | 5ms |
順位 | 5位 | 3位 | 4位 | 2位 | 6位 | 1位 |
それに対してEOS Kiss Mは、画素数は236万ドットと然程ディチューンはしていないものの、画素数とアイポイント以外は未公表です。
と言う事は、特に自慢できる仕様ではないのは間違いありません。
ですので、ここは最下位にするしかない事を、何方もお許し頂ける事でしょう。
AF性能
お次はAF性能です。
通常ミラーレス一眼のAF性能と言えば、下の表の様に測距点の数とか測距エリアの広さとか合焦速度の速さが気になる所でしょう。
項目\機種 | Nikon Z50 | E-M5 Mark III | α6600 | X-T3 | EOS Kiss M | DC-G9 |
---|---|---|---|---|---|---|
AF構成 | 像面位相差AF+ コントラストAF |
像面位相差AF | コントラストAF (空間認識AF) |
|||
測距点 (検知線) |
209点 (縦線) |
121点 (縦横線) |
425点 (縦線) |
425点 (縦線) |
143点 (縦線) |
225点 (縦線) |
AF範囲 | 全体の74% (水平87% 垂直85%) |
全体の60% (水平80% 垂直75%) |
全体の84% | 全体 | 全体の88% (水平88% 垂直100%) |
不明 |
レスポンス | 未発表 | 未発表 | 0.02秒 | 未発表 | 未発表 | 0.04秒 |
瞳AF | ○ | ○ | ○ (動物対応) |
○ | ○ | ○ |
その他 | -4EV対応 | AFリミッター | -2EV対応 | N/A | -2EV対応 | 星空AF可能 -4EV対応 |
順位 | 4位 | 1位 | 4位 | 4位 | 3位 | 2位 |
ですが、本書の注目点は異なります。
大事なのは測距精度です。
その観点からすれば、EOS Kiss Mは全画素がAFセンサーとなるキヤノン独自のデュアルピクセルCMOS AFを採用しており、ソフト上の測距点は少ないものの、精度面からすれば上位クラスにあると考えらえます。
おまけにAF範囲も全体の88%というのも立派です。
と言う訳で、少々評価が甘いと言われるかもしれませんが、AF性能に関しては縦横線検知可能なE-M5と空間認識AFを採用したDC-G9に次ぐ第3位にしたいと思います。
連写速度
次は連写性能です。
これはもうフルサイズ未満の独擅場と言っても良いでしょう。
2017年にソニーからα9が発売され、電子シャッターでAF追従秒速20コマが話題となりました。
電子シャッターでAF追従秒速20コマを達成したSONY α9
ですが下の表をご覧になる様に、フルサイズ未満のミラーレス一眼でしたら、そんなのは当たり前でAF固定となると何と秒速60コマまで連写可能なのです。
項目\機種 | Nikon Z50 | E-M5 Mark III | α6600 | X-T3(注) | EOS Kiss M | DC-G9(注) | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
メカ | AF追従連写 | 11コマ/秒 |
10コマ/秒 | 11コマ/秒 | 11コマ/秒 | 7.4コマ/秒 | 9コマ/秒 |
AF固定連写 | N/A |
15コマ/秒 | N/A | N/A | 10コマ/秒 | 12コマ/秒 | |
電子 | AF追従連写 (解像度) |
N/A | 18コマ/秒 | N/A | 20コマ/秒 (2600万画素) 30コマ/秒 (1600万画素) ブラックアウト フリー |
N/A | 20コマ/秒 |
AF固定連写 | N/A | 60コマ/秒 | N/A | N/A | N/A | 60コマ/秒 | |
6Kフォト | N/A | N/A | N/A | N/A | N/A | 30コマ/秒 (1800万画素) |
|
4Kフォト | N/A | N/A | N/A | N/A | N/A | 60コマ/秒 (800万画素) |
|
プリ連写 | N/A | 最大30コマ | N/A | 最大20コマ | N/A | 0.4秒前から対応 | |
順位 | 4位 | 2位 | 4位 | 3位 | 5位 | 1位 |
この中では、撮像素子が小さい分積極的に電子シャッターが使える4/3サイズの2機種と、APS-Cサイズながら電子シャッターを採用したX-T3が上位になります。
ではEOS Kiss Mはどこに位置するかと見ると、AF追従連写速度を考慮してα6600とNikon Z50の間の5位という感じでしょうか。
シャッタースピード
連写速度が分かった所で、次はシャッタースピードを見ておきましょう。
折角連写速度は速いのに、シャッタースピードが遅ければ話になりません。
項目\機種 | Nikon Z50 | E-M5 Mark III | α6600 | X-T3 | EOS Kiss M | DC-G9 |
---|---|---|---|---|---|---|
メカシャッター | 30" 1/4000 |
60" 1/8000 |
30" 1/4000 |
4" 1/8000 |
30" 1/4000 (電子先幕 シャッター) |
60" 1/8000 |
電子シャッター | 30" 1/4000 |
60" 1/32000 |
30" 1/4000 |
4" 1/32000 |
静音モード限定 | 1" 1/32000 |
メカ同調速度 | 1/200 | 1/250 | 1/160 | 1/250 | 1/200 | 1/250 |
電子同調速度 | - | 1/50 | - | - | - | - |
順位 | 4位 | 1位 | 5位 | 3位 | 6位 | 1位 |
この辺もEOS Kiss Mが見劣りする所です。
他機種は高速撮影でローリング画像が発生するものの、電子シャッターでシャッター速度を選択できます。
ところがEOS Kiss Mの電子シャッターは、静音モードにしたときにプログラムオートでしか使えません。
またEOS Kiss Mは先幕電子シャッターを採用しており、大口径レンズを高速で撮影すると、ボケが欠ける現象が発生する恐れがります。
この辺が入門機として割り切った所と言えるでしょうが、残念ながら順位としては最下位にするしかありません。
手ブレ補正
続いては手ブレ補正です。
これはどうしてもボディー内手ブレ補正を搭載したモデルが有利なります。
項目\機種 | Nikon Z50 | E-M5 Mark III | α6600 | X-T3 | EOS Kiss M | DC-G9 |
---|---|---|---|---|---|---|
ボディー内手ぶれ補正 | 無 | 5軸 | 5軸 | 無 | 無 | 5軸 |
最大手ぶれ補正効果 | N/A | 5.5段 | 5.0段 | N/A | N/A | 6.5段 |
順位 | 4位 | 2位 | 3位 | 4位 | 4位 | 1位 |
なおボディー内手ブレ補正を搭載していないモデルであっても、殆どのレンズに手ブレ補正機能を有していますので、コストに見合った差があるかと訊かれれば、唸ってしまう所です。
それはともかく、EOS Kiss Mは他のボディー内手ブレ補正非搭載機と同じ4位にしておこうと思います。
背面モニター
次は背面モニターです。
一眼レフと比較してライブビューでのAF性能がアップした事から、ミラーレス一眼で背面モニターを使って撮影する機会は明らかに増えました。
このため、背面モニターの見え方と操作性は非常に重要です。
項目\機種 | Nikon Z50 | E-M5 Mark III | α6600 | X-T3 | EOS Kiss M | DC-G9 |
---|---|---|---|---|---|---|
サイズ | 3.2型 | 3型 | 3型 | 3型 | 3型 | 3型 |
解像度 | 104万ドット | 104万ドット | 92万ドット | 104万ドット | 104万ドット | 104万ドット |
可変方式 | 2方向チルト (自撮り可) |
2方向チルト (自撮り可) |
2方向チルト (自撮り可) |
3方向チルト | バリアングル | バリアングル |
タッチパネル | 対応 | 対応 | 対応 (但し限定) |
対応 | 対応 | 対応 |
順位 | 1位 | 5位 | 6位 | 2位 | 3位 | 3位 |
上の表をご覧頂きます様に、EOS Kiss Mは最も一般的な仕様(3型、104万ドット、バリアングル、タッチパネル)で、3位にしたいた思います。
動画性能
人によっては動画に余り興味ないかもしれませんが、ミラーレス一眼は動画と相性が良いので簡単に見ておきましょう。
項目\機種 | Nikon Z50 | E-M5 Mark III | α6600 | X-T3 | EOS Kiss M | DC-G9 |
---|---|---|---|---|---|---|
4K | 30P | 24P | 30P (オーバー サンプリング) |
60P | 24P | 60P (連続10分) |
フルHD | 120p | 60P | 60P | 60P | 60P | 60P |
ガンマ補正 | Flat | Flat | S-Log3 S-Log2 |
エテルナ F-Log |
Flat | V-LogL |
順位 | 3位 | 5位 | 4位 | 1位 | 5位 | 2位 |
これも入門機はディチューンされ易い所です。
そんな訳で、これも上の表にあります様に、EOS Kiss Mの動画機能はE-M5と同様に最下位にしたいと思います。
その他の性能
ほぼこれで結論は出たと思うのですが、その他の性能も簡単に見ておきましょう。
項目\機種 | Nikon Z50 | E-M5 Mark III | α6600 | X-T3 | EOS Kiss M | DC-G9 |
---|---|---|---|---|---|---|
防塵防滴 | △ | ○ | △ | × | × | ○ |
メモリスロット | シングル | シングル | シングル | デュアル | シングル | デュアル |
フリッカー低減 | ○ | ○ | × | × | × | ○ |
ハイレゾ | × | ○ | × | × | × | ○ |
便利機能 | ストロボ内蔵 レンズにコントロールリング タイムラプス 多重露光 |
深度合成 フォーカスブラケット ライブコンポジット |
USB充電給電 大型バッテリー搭載 |
AWB ロック機構 |
ストロボ内蔵 クリエイティブアシスト |
深度合成 フォーカスブラケット 絞りブラケット 色温度ブラケット フォーカスセレクト |
順位 | 3位 | 2位 | 5位 | 4位 | 6位 | 1位 |
上の表をご覧頂きます様にEOS Kiss Mは、ストロボ内蔵くらいしか目立った特徴は無いため、これ残念ながらも最下位とするしかありません。
まとめ
さて、今までのランクを一覧にしますと以下の様になります。
項目\モデル | Nikon Z50 | E-M5 Mark III | α6600 | X-T3 | EOS Kiss M | DC-G9 |
解像度 | 3位 | 3位 | 2位 | 1位 | 2位 | 3位 |
ISO | 1位 | 5位 | 2位 | 4位 | 3位 | 5位 |
ファインダー | 5位 | 3位 | 4位 | 2位 | 6位 | 1位 |
AF性能 | 4位 | 1位 | 4位 | 4位 | 3位 | 2位 |
連写速度 | 4位 |
2位 | 4位 | 3位 | 5位 | 1位 |
シャッタースピード | 4位 | 1位 | 5位 | 3位 | 6位 | 1位 |
手ブレ | 4位 | 2位 | 3位 | 4位 | 4位 | 1位 |
背面モニター | 1位 | 5位 | 6位 | 2位 | 3位 | 3位 |
動画 | 3位 | 5位 | 4位 | 1位 | 5位 | 2位 |
その他 | 3位 | 2位 | 5位 | 4位 | 6位 | 1位 |
順位ポイント | 29 |
26 | 37 | 27 | 41 | 17 |
総合順位 | 4位 | 2位 | 5位 | 3位 | 6位 | 1位 |
これを集計して出した総合順位が上の黒抜き文字です。
お伝えしました様に、EOS Kiss Mは撮像素子や電子ファインダー等のハード系の基本性能はそこそこなのですが、連写速度、シャッタースピード、動画性能等、ファーム変更で少しずつスペックダウンされているといった感じではないでしょうか。
という訳で、今後キヤノンとしては、これからもAPS-Cサイズのミラーレス一眼はあくまでも入門機だけにするのか、或いはソニーやニコンと同様にフルサイズ用のRFマウントレンズを装着できる上位モデルを出すのか。
今後の展開に興味津々です。
恐らく近々に出すと、本サイトでは勝手に予想しています。