2017年版
最先端ストロボはどれだ

2017/8:発行

はじめに


ストロボと言えば、以前は夜間照明用の機材でしかなかったのですが、最近徐々にその存在感を高めつつあります。


1970年代後半から大活躍した松下の大光量ストロボPE-5651

なにしろ、カメラやレンズは光を捉える事しかできないのに対して、ストロボを使えばその光を縦横無尽に操る事ができるのですから。


ストロボを使えば人と違う写真が撮れる

とは言え、一昔前なら瞬間的な光を操るのは容易な事ではなかったのですが、デジタルカメラを使えば撮ったその場で写真を確認できるので、従来では難しかった多灯ライティングでさえ、素人でも簡単にできる様になってきました。

となると、最先端のストロボはどれで、それで新たにどんな事ができるか知りたくなってきます。

ところがカメラやレンズに関する記事は山の様にあるのですが、ストロボに関する記事は殆ど見られません。

という訳で、本書が先陣を切って調べてみようと思います。

その第一弾は、各社のフラッグシップとなる大光量ストロボです。

それらにはどんな新しい仕掛けがあり、どれが最も時代の先端にあるのか、これを読んで頂ければ立ちどころに分かって頂けると思います。


概要


それでは大手3社のフラグッシプとも言える大光量ストロボをご紹介したいと思います。


600EX II-RT

昨年(2016年)6月にEOS-1D X Mark IIと同時期に発売されたキヤノンの600EX II-RTは、2013年3月に発売された600EX-RTの後継機で、連続発光性能、操作性の改善、及びカラーフィルターなどのアクセサリーの拡充が図られています。


EOS-1D X+600EX II-RT+コンパクトバッテリーパックCP-E4N

本機は当然ながらEOS-1D X Mark IIと同様にオリンピックで使われる事を前提に開発されたモデルですので、かなりキヤノンとしても普段以上に気合が入っているのは間違いありません。

SB-5000

同じく昨年の3月に発売されたニコンのSB-5000は、先代のSB-910に対して、ニコンで初となる電波制御によるワイヤレス増灯撮影機能や、連続発光回数を大幅に向上させる「クーリングシステム」などの新機能を搭載しています。


Nikon D5+SB-5000+電波送信機WR-R10+WR-A10(右肩)

これもまた、Nikon D5と同様にオリンピックで活躍する使命を帯びたモデルと言っても良いでしょう。

HVL-F60M

SONYのHVL-F60Mの発売は2012年と、他のモデルと比べるのは少々可哀想なほど古いのですが、もしかしたら依然優れた点があるかもしれませんので、比較に挙げておきます。


α99とHVL-F60M

なお本年4月に、SONYから中型機で電波通信ワイヤレス対応のHVL-F45RMが発売されましたので、次の比較表に参考で載せておきます。


HVL-F45RM

恐らく、近々に電波通信ワイヤレス対応のHVL-F60M後継機も発売されると思われます。

なおこれ以外にも各社からストロボは多数発売されているのですが、今回はガイドナンバー60に近い大光量モデルに絞らせて頂きました。



仕様書比較


各モデルの仕様を比較すると以下の様になります。

メーカー キヤノン ニコン SONY SONY
機種名 600EX II-RT SB-5000 HVL-F60M HVL-F45RM
発売日 2016年 6月23日 2016年 3月26日 2012年10月26日 2017年 4月28日
発売時価格 72,000円 72,500円 68,300円 43000円
市場価格 53,000円 56,000円 53,000円 35000円
ガイドナンバー公称値
(ISO100)
60(200mm) 55(200mm)
34.5(35mm)
60(105mm) 45(105mm)
ガイドナンバー
(ISO100、50mm)
42 40 42 30
配光切り換え - -
バウンス(上下方向) 90°/7° 90°/7° 150°/10° 150°/8°
バウンス(左右方向) 左/右:180° 左/右:180° 左/右:90°
(クイックシフトバウンス対応)
左/右:180°
パワーズーム 20~200mm
(ワイドパネル使用時14mm)
24~200mm 24-105mm
(ワイドパネル装着時15mm)
24-105mm
(ワイドパネル装着時15mm)
電波通信ワイヤレス対応
光通信と併用可
-
光通信ワイヤレス対応
(3グループのワイヤレス光量比制御)

(3グループのワイヤレス光量比制御)
LEDライト - -
カラーフィルター対応 - -
キャッチライトパネル
バウンスアダプター -
ハイスピードシンクロ
FEロック
調光補正 +3.0~-3.0
1/3段と1/2段ステップ
+3.0~-3.0
1/3段ステップ
+3.0~-3.0
1/3段ステップ
(カメラ側の設定と組み合わせで最大6段階)
+3.0~-3.0
1/3段ステップ
(カメラ側の設定と組み合わせで最大6段階)
マニュアル発光
モデリング発光
テスト発光
マルチ発光
(リピーティング発光)
後幕シンクロ
色温度情報通信
画面サイズ対応ズーム
リモートレリーズ - - -
AF補助光 ○(白色)
カスタムファンクション 18種 24種 12種 19種
外部電源 -
連続発光回数(冷却/断熱) 耐熱性の高い材料の採用や光学系・内部構造の設計変更 「クーリングシステム」搭載 - -
防塵防滴 -
ロック機構 ロックプレート
およびロックピン
ロックプレート
およびロックピン
ロックプレート
およびロックピン
ロックプレート
およびロックピン
サイズ
(mm)
79×143×123 73×137×103.5 80 x150x 102 69.4 x 114 x 88
重さ 435g 420g 450g 317g

これを見て頂くだけで、凡その違いが分かって頂けると思うのですが、次からは仕様の異なる部分(太字箇所)をかいつまでご紹介したいと思います。


ガイドナンバー


先ずはガイドナンバーです。

ストロボが普及し始めた頃でしたら、一つのストロボには一つのガイドナンバーで済んだのですが、ストロボにパワーズームの機能が付いてから、ややこしくなってきました。

機種名 600EX II-RT SB-5000 HVL-F60M HVL-F45RM
発売日 2016年 6月23日 2016年 3月26日 2012年10月26日 2017年 4月28日
発売時価格 72,000円 72,500円 68,300円 43000円
市場価格 53,000円 56,000円 53,000円 35000円
ガイドナンバー公称値
(ISO100)
60(200mm) 55(200mm)
34.5(35mm)
60(105mm) 45(105mm)

上の比較表を見て頂く様に、公称ガイドナンバーの焦点距離がそれぞれ異なるので、今では単純に比較できません。

このため本書におきましては、マニュアルに記載されているデータ(下表参照)から、どの社も基準としていない50mmレンズ装着時のガイドナンバーで比べてみたいと思います。

焦点距離 600EX II-RT SB-910
(SB-5000)
HVL-F60M
14mm 15 16 17
20mm 26 24 26
24mm 28 27 29
28mm 30 30 31
35mm 36 34
(34.5)
36
50mm 42 40 42
70mm 50 44 48
80mm 53 45 52
105mm 58 49 60
135mm 59 51 -
200mm 60 53
(55)
-
焦点距離とガイドナンバーの関係

上の表をご覧頂きます様に、焦点距離50mmにおけるガイドナンバーは、40~42でほぼ同じと言って良いでしょう。

なおどういう訳か、SB-5000のマニュアルにはガイドナンバー表が記載されていないため、前モデルのSB-910から流用しています。


ガイドナンバー34(35mm/ISO100)のSB-910

ちなみに前述の表をプロットして平滑処理すると、以下の様になります。


これを見ると、SB-5000のガイドナンバーが、35mmを過ぎてから他のモデルより下がって(劣って)いるのが分かります。

この理由は、ストロボの集光性能が甘いのか、ガイドナンバーの測定方法が他社と異なるのか、何とも言えない所です。

実際ガイドナンバーの測定方法はISO(国際標準)で決まっている訳でもないので、各社が昔作った社内基準を使って測定しているのでしょう。

ですので、明るさの平均方法とか、画面の何割の部分を測定するとか、測定値や製造工程のバラつきをどこまで加味するかで、値は変わってきてしまいます。

また過去の製品との整合性も考慮する必要があるため、測定方法を途中で変更する事もできません。

と言う訳で、ニコンのストロボのガイドナンバーが他社より劣るのは、望遠系で他社より不利な測定方法を採用している可能性は十分あります。(このため35mmのガイドナンバーを公称値にしているのかもしれません)

またSONYのHVL-F60Mのガイドナンバーが、80mmを過ぎてもキヤノンの600EX II-RTより優れているのは、パワーズームが105mmまでなので、設計上集光性を高められるからかもしれません。

実際には撮り比べてみるしかありませんが、(広角側のガイドナンバーは同じなので)数値上は差があるものの、3者の光量はほぼ同じと見て大きな間違いではないでしょう。


配光切り替え


配光切り替えとは、画面中央と周辺の光量差を選択できる機能です。

600EX II-RTとSB-5000には、以下の3種類を選択できる様になっています。

標準 一般的な配光
均等 中央と周辺の光量差が少ない(ガイドナンバーが下がる、集合写真向け
中央重点 中央が明るい(ガイドナンバーが上がる、ポートレート向き)

推測ですが、”均等”はレンズの焦点距離よりパワーズームを広角側にし、”中央重点”は望遠側にシフトさせているのでしょう。

マニュアルでパワーズームを調整すればHVL-F60Mでも可能ですが、自動で対応してくれるのは確かに便利です。


バウンス


バウンス機能については、600EX II-RTとSB-5000は一般的なヘッドが上下左右に回転するタイプなのに対して、HVL-F60Mはクイックシフトバウンスと呼ばれる凝った機構を採用しています。

このクイックシフトバウンスとは、縦位置/横位置のカメラの向きに合わせてヘッド部を(レンズの光軸方向を中心に)回転させることで、両撮影方向においてヘッドの向きを同じにできるというのが売りです。


クイックシフトバウンスにおける縦位置と横位置のヘッドの向き

ただし実際に使ってみると、大したメリットは感じられず、それより以下の幣害の方が気になります。

①ヘッドと操作部を回転させる機構のため、本体が大きく重くなる。

②ヘッドを回すのに大きな力が必要となり、カメラだけではなくストロボも支えなくてはヘッドを回せない。


HVL-F60Mはヘッドを回すのに大きな力が必要

③ヘッドが完全に真後ろに向かず、背面の壁を使ったバウンス撮影ができない。


HVL-F60Mのヘッドは完全に後(背面)を向かない

とういう訳で、バウンス機能については、従来型の600EX II-RTやSB-5000の方が格段に優れていると言えます。


パワーズーム


600EX II-RTとSB-5000は、パワーズームの望遠側が200mmまで対応しているのに対して、HVL-F60Mは105mmまでです。


ですが、前述の焦点距離とGNの関係のグラフの様に、105mmにおける最大ガイドナンバーは600EX II-RTと同じ60ですので、実質的な差は殆どないと言えます。





電波通信ワイヤレス対応


最も大きな違いは、電波通信ワイヤレスでしょう。

600EX II-RTとSB-5000は電波通信ワイヤレスに対応しているのですが、HVL-F60Mは光通信しかできません。

この理由は、HVL-F60Mの発売が2012年と他社のモデルと比べて古いせいもあるのですが、新製品がまだ出ていない以上、残念ながら対応が遅れていると言わざるを得ません。

またSB-5000においては、下の図の様に光通信と電波通信の併用も可能です。


ただしSB-5000が電波通信に関して600EX II-RTより進んでいるかと言えば、そうでもありません。

先ずSB-5000において電波通信に対応しているカメラは、今の所Nikon D5、D500、D7500の3機種しかないのです。

また下の図にあります様に、SB-5000単独で対応可能なのは電波受信(子機)のみで、送信機能が必要な親機(マスター)として使うためには、別売の送信機であるワイヤレスリモートコントローラー WR-R10が必要なのです。


SB-5000の電波通信ワイヤレスの説明図

おまけにD5、D500にWR-R10を装着するには、コネクターの関係で更にWR用変換アダプターWR-A10も必要との事です。

 

好意的に見れば、子機用として使うストロボ(SB-5000)にまで送信機を付けなくても済むので安くなるとも言えるのですが、今どきこの程度のものならばストロボに内蔵するのが妥当でしょう。

またどう見ても華奢そうな外付けの送信機(下図の赤丸部分)をカメラ本体に装着して現場で使えば、どこかにぶつけて壊しまいそうです。


Nikon D500に装着した電波送信機(WR-R10+WR-A10)とSB-5000

一方キヤノンの600EX II-RTは、ストロボ本体内に送信機と受信機を搭載していますので、これだけで親機と子機に対応できます。


これだけで親機にも子機にもなる600EX II-RTとEOS-5D III

また同じ理由により、どのEOSでも電波通信ワイヤレスが行なえます。

という訳で、本件につきましては、一番は断然600EX II-RT、2番はSB-5000、3番はHVL-F60Mという結果になります。

記事の途中ではありますが、この順位が最後まで変わらないかもしれません。


LEDライト


HVL-F60MにはLEDライトが搭載されています。


HVL-F60MのLEDライト

それも横方向に広くなる様にLEDは3素子も使い、更にその影を和らげるためにディフューザーまで内蔵し、おまけに(メインのストロボには無い)タングステン色のカラーフィルターまで同梱されています。

もしかしたら動画用に使われている方もいらっしゃるのかもしれませんが、600EX II-RTとSB-5000には付いていません。

恐らくこの先、この2台にはLED照明は付かないでしょう。

なぜならば、600EX II-RTとSB-5000はオリンピックで活躍するスチールカメラ用のストロボとして開発されているからです。

おまけに何か拍子にLEDライトを誤って点灯させると、スイッチの位置が分かり難くい上に、LED照明が眩しくて、消すのに一苦労します。

少なくともスチールカメラ用の大容量ストロボにはLEDライトは不要というのが、本書の結論です。


カラーフィルター


カラーフィルターを聞くと、ストロボの光に色を付けるというイメージですが、むしろ逆です。

ストロボの光を周囲と同じ色にして、色ムラを無くそうという訳です。


600EX II-RTの電球用カラーフィルター

600EX II-RTには電球用が濃淡で2枚、SB-5000には蛍光灯用と電球用が各1枚同梱されています。


SB-5000用のアクセサリー

また本当に、赤や青の色を付ける事もできる様になっています。

市販のカラーフィルターを付ければ済む事ですが、自動でフィルターを検知してホワイトバランスを調整してくれるのも助かります。

     

これもHVL-F60Mには付いていません。

ですので本件についても、600EX II-RTとSB-5000の方がが進んでいると言えます。


リモートレリーズ


リモートレリーズは、600EX II-RTだけが搭載している機能です。


この機能によって、スピードライト600EX II-RTを装着したEOSが複数あれば、最大15台までのシャッターをほぼ同時に切ることができます。

ストロボを発光させない状態での連動撮影も可能になります。

一人で二人分の仕事ができますし、面白い使い方としてはストロボの配置等の撮影風景も記録できますので、かなり便利なのは間違いありません。

600EX II-RTの優位性が際立ってきたと言えるのではないでしょうか。


連続発光回数(冷却/断熱)


連続発光回数についても、600EX II-RTとSB-5000が進んでいます。

それぞれのHPの記載は以下の通りです。


連続発光回数が単体で最大約1.5倍に向上

耐熱性の高い材料の採用や光学系・内部構造の設計変更により、従来機※と比較して、連続発光回数が単体で最大1.5倍アップ(最大約100回)。

コンパクトバッテリーパックCP-E4N使用時には、従来機※と組み合せた時(最大約50回)と比較して約1.5倍~2倍(最大約100回)にアップしています。

発光間隔を段階的に制御する新発光アルゴリズムの導入により、連続発光による発光不良や発光管の破損を抑制します。

※スピードライト600EX-RT
600EX II-RTの記載


世界初※「クーリングシステム」搭載で、連続発光できる回数も大幅に向上

ストロボヘッド内部の発熱を抑え、連続発光による発光パネルの過熱を抑制する新機能「クーリングシステム」を搭載しています。

連続発光による発光パネルの過熱が抑制され、連続発光できる回数が大幅に向上。

ストロボ使用の連続撮影を繰り返す撮影も、冷却時間を取ることなく、これまで以上に継続できます。

※スピードライト含むクリップオンタイプのストロボにおいて。2016年1月6日現在。
SB-5000の記載

これも評価方法が統一されていないので、実際には使ってみるしかありませんが、対策が必要だと認識していて、何らかの対策を取ったのは事実です。

しかしながらHVL-F60Mについては、全く何の対策も取られていない様で、夏場にものの数枚撮っただけで突然オーバーヒートで止まってしまう程です。

間違いなく600EX II-RTとSB-5000の方が進んでいます。


防塵防滴


これについても600EX II-RTの圧勝と言っても良いでしょう。

下の図をご覧の様に、600EX II-RTは単に外装パネルやボタンにシーリングを施すだけではなく、ストロボをカメラに差し込んでロックレーバーをセットすると、防塵アダプターが下りてきてアクセサリーシュー全体を覆う構造になっているのです。


600EX II-RTの防塵防滴機能

ここまでやって貰えれば、プロも安心できる事でしょう。

また防塵防滴についてはHVL-F60Mは考慮されているのですが、SB-5000についてはカタログにも仕様書にも一切書かれていません。

ところが現品を見てみると、電池室のカバーにはゴムのパッキンが付いており、全く気を使っていない訳でもなさそうです。

おまけにSB-5000のアクセサリーの中には、ウォーターガードと呼ぶキヤノンの様にアクセサリーシュー全体を覆うカバーを販売しています。


SB-5000用のウォーターガード (WG-AS4)

これからすると、SB-5000については多少防塵防滴に気は使っているのかもしれませんが、防塵防滴と公に謳っていない以上は最下位と扱うしかありません。

という訳で、本件については600EX II-RT、HVL-F60M、SB-5000の順になります。


まとめ


それではまとめです。

機種名 600EX II-RT SB-5000 HVL-F60M
発売日 2016年 6月23日 2016年 3月26日 2012年10月26日
発売時価格 72,000円 72,500円 68,300円
市場価格 53,000円 56,000円 53,000円
ガイドナンバー
(ISO100、50mm)
配光切り換え X
バウンス機構
パワーズーム
電波通信ワイヤレス対応 X
LEDライト X X
カラーフィルター対応 X
リモートレリーズ X X
連続発光回数
(冷却/断熱)
X
防塵防滴 X
サイズ
(mm)
78.7×143.2×122.7 73×137×103.5 80 x150x 102
重さ 435g 420g 450g

上の星取表を見るまでもなく、トップはキヤノンの600EX II-RTに間違いないでしょう。

LED照明は必要ないので、次期モデルに必要なのは小型軽量化ぐらいしか思いつかない程です。

またもし言わせて頂けるのであれば、チャージ音を復活してほしい所です。

生憎600EX II-RTはEOSにしか使えないのですが、このストロボを使うためにEOSに買い換える方もいらっしゃるかもしれません。

     
600EX II-RT    外部電源    互換外部電源    ディフューザー

そして2番目は、ニコンのSB-5000です。

     
  SB-5000    外部電源    互換外部電源   ウォーターガード

SB-5000の今後の課題は、ストロボ単体での電波通信ワイヤレスの対応と防塵防滴対策でしょう。

最下位となるSONYのHVL-F60Mについては、恐らく近々に後継機が発売されるものと思われます。

       
 HVL-F60M    外部電源    互換外部電源    HVL-F45RM

それがHVL-F45RMに近い性能であれば、かなりトップに近付くのは間違いありません。

本書がお役に立てば幸いです。



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