フルサイズ機が高性能の大いなる誤解

2020/04/13:発行

目次


  1. はじめに
  2. 連写速度
  3. 手振れ補正
  4. AF性能
  5. シャッター
  6. ファインダー
  7. 背面モニター
  8. その他
  9. まとめ

はじめに


恐らく何方でも、スマホよりコンデジ、コンデジよりレンズ交換式カメラ、レンズ交換式カメラなら当然フルサイズのカメラが一番性能が良いと思われる事でしょう。


α7III

Nikon Z6

EOS R

Lumix S1

Pentax K1 II

何しろ値段もどんどん高くなっていくのですから。

ところが実際には、撮像素子の大きなカメラほど、基本性能は劣っていくのです。

そんな筈は決してないと思われる方ほど、是非最後までお読み頂ければと思います。

なお小サイズ機と比べたフルサイズ機の画質についてはこちらへ。


連写速度


先ずは、最も分かり易い連写速度から見ていきましょう。

フルサイズ機には以下の様なスポーツ報道用のモデルが存在するのですから、連写速度についてはフルサイズ機の独擅場と思われる事でしょう。


実際フルサイズ機における連写速度は、電子シャッターながらα9やEOS-D1 X IIIにおいては、以下の表の様に電子シャッターながら秒速20コマを達成しています。

機種 画素数 最高速 AF追従
EOS-1D X Mark III 2000万画素 20コマ 20コマ
SONY α9 II & α9 2400万画素 20コマ 20コマ
EOS-1D X Mark II 2000万画素 16コマ 14コマ
NIKON D6 2000万画素 14コマ 14コマ
NIKON D5 2000万画素 14コマ 12コマ
EOS-1D X 1800万画素 14コマ 12コマ
SONY α99 II 4600万画素 12コマ 12コマ
NIKON D4S 1660万画素 11コマ 11コマ
SONY α7 III 2400万画素 10コマ 10コマ
NIKON D850 4600万画素 8コマ 8コマ
EOS 5D IV 3000万画素 7コマ 7コマ
フルサイズ機の連写速度 (青字は電子シャッターを示す)

さすがフルサイズと言いたい所ですが、ところがどっこい。

下の表をご覧頂きます様に、APS-Cサイズ機やマイクロ4/3サイズ機においては、電子シャッターながらAF固定の連写で秒速60コマ、AF追従でも40コマと軽くフルサイズ機を凌駕しているのです。

機種 撮像素子サイズ 画素数 最高速 AF追従
Lumix DC-G9 マイクロ4/3 2000万画素 60コマ 20コマ
OM-D E-M1 III マイクロ4/3 2000万画素 60コマ 18コマ
Lumix DMC-GH4 マイクロ4/3 1600万画素 40コマ 40コマ
EOS M6 Mark II APS-C 3200万画素 30コマ 30コマ
Fujifilm X-T3 APS-C 2400万画素 30コマ*1 30コマ*1
SONY α6400 APS-C 2400万画素 11コマ 11コマ
フルサイズ未満のカメラの連写速度(青字は電子シャッターを示す)
*1:1.25倍のクロップ撮影

モデル名だけではどんなカメラか分からないと思いますので、上位のカメラを数台見ておきたいと思います。

先ずトップは、パナソニックのLumix DC-G9(画素数2000万画素)で、電子シャッターながら秒速60コマ(AF追従20コマ)を達成しています。

 
AF固定で秒速60コマ(AF追従で20コマ)のLumix DC-G9

続いて第2位は、同じくマイクロ4/3陣営のオリンパスOM-D E-M1 Mark III(2000万画素)で、秒速60コマ(AF追従18コマ)を達成しています。


OM-D E-M1 Mark IIIはAF固定で秒速60コマ、AF追随で秒速18コマに対応

また第3位のLumix DC-GH4(画素数1600万画素)においては、AF固定の最高速は秒速40コマながら、AF追従でも秒速40コマの連写を可能にしています。

 
AF追従で秒速40コマの連写が可能なLumix DC-GH4

更に表にはありませんが、既に生産中止になってしまった1インチ撮像素子を搭載したニコンのJ5(1800万画素)は、初心者向けのモデルでありながらも秒速60コマ(AF追従20コマ)を達成していました。

 
秒速60コマの高速連写可能なNikon 1 J5

この結果から分かる様に、高速連写においては、むしろ撮像素子が小さくて画素数が小さい方が、(画像の読み込み速度を速くできるので)断然有利という訳です。

逆に言えば、撮像素子が大きいほど連写速度が遅いという訳です。


手振れ補正


続いては手振れ補正です。

ここからは、フルサイズ機からではなく、優れているカメラから順にお伝えしましょう。

機種 撮像素子サイズ 最大手振れ補正効果
OM-D E-M1 III マイクロ4/3 7.5段
Lumix DC-G9 マイクロ4/3 6.5段
Fujifilm X-T4 APS-C 6.5段
SONY α6500 APS-C 5段
SONY α7 III フルサイズ 5段
Nikon D6 フルサイズ 5段
EOS R フルサイズ 5段
注:EOS Rのみレンズ内手振れ補正で、他はレンズ内とボディー内手振れ補正の協調

上の表をご覧頂きます様に、見事に撮像素子が小さいほど、手ブレ補正効果が優れているのを分かって頂けると思います。

この理由は、手ブレ補正のために動かすレンズも撮像素子も、小さくて軽い方が有利だからです。

ですので、ここでもトップはマイクロ4/3機で、2位がAPS-Cサイズ機、そして最下位がフルサイズ機なのです。


AF性能


続いてはAF性能です。

これについても、測距方法が異なりますので、ミラーレスと一眼レフで分けて見ていきたいと思います。

ミラーレス

先ずミラーレス機については、同じソニーのα7 III(フルサイズ)とα6400(APS-Cサイズ)のAF性能を比べると以下の様になります。


α7 III(左)とα6400(右)
SONY α7 III SONY α6400
撮像素子 フルサイズ APS-C
画素数 2400万画素 2400万画素
AFシステム ファストハイブリッド
(像面位相差AF+コントラストAF)
AF速度 未発表 世界最速0.02秒
像面位相差 693点 425点
コントラスト 425点 425点
AF社内名称 4Dフォーカス
瞳AF リアルタイム瞳AF一部の動物にも対応
その他 EV-3対応 リアルタイム
トラッキング
ソニーのα7 IIIとα6400におけるAF性能の比較

上の表をご覧頂きます様に、APS-Cサイズ機のα6400においては、AF速度が世界最速の0.02秒を達成していますので、やはりAF性能についても小サイズ機の方が優れている感じです。

この理由は測距性能の差というより、駆動するレンズが軽いというのが最も影響しているかもしれません。

一眼レフ

次は一眼レフです。

これについてはニコンのD850(フルサイズ)とD500(APS-Cサイズ)を比べてみます。


D5のAFユニットを流用したNikon D850(左)とNikon D500(右)

実は両者の測距ユニットはNikon D5の測距ユニットを流用していますので、測距性能は同じと思って良いでしょう。

Nikon D5の測距ユニット

ですが、それでも違いが生じるです。

下の図をご覧頂きます様に、同じ測距ユニットを使ったとしても、APS-Cサイズはフルサイズよりも撮影領域が狭いため、フルサイズよりより広い領域を測距点がカバーできるのです。


Nikon D850(左)とNikon D500(右)の測距領域

ですので一眼レフの場合、たとえ同じ測距ユニットであっても、明らかに小サイズ機の方がAF性能は優れていると言えるのです。

小サイズ機のアドバンテージ

そしてもう一つ、AF性能については、小サイズ機の方が優れている理由があるのです。

それは、撮像素子が小さいカメラの方が被写界深度が深く、同じAF性能であってもピントを外し難いからです。

その理由は簡単で、撮像素子が小さくなると画角が狭くなるので、フルサイズと同じ画角にするとなると焦点距離の短いレンズを使う必要があります。

となるとフルサイズより広角のレンズを使う事になるので、フルサイズより、被写界深度が深くなる(ピントの合う範囲が広くなる)のです。

ではどれくらい被写界深度が深くなるかと言えば、以下の表の様になります。

サイズ FULL APS-C APS-C
(Canon)
4/3 1型 1/1.7型 1/2.3型
段数 0 1.2 1.4 2.0 2.9 4.4 4.9
フルサイズを基準とした同じ被写界深度となる絞りの段数

これをご覧頂きます様に、フルサイズと比べるとAPS-Cサイズで1.2段、マイクロ4/3で2段も被写界深度が深いのです。

ですので、同じAF性能であればAPS-Cサイズ機の方が1.2段分もピントが合う確率が高くなんるのです。

逆に言えば、フルサイズ機の方が1.2段分もピントを外す確率が高いのです。

フルサイズに買い換えて、ピントが甘い写真が多くなったと感じるのは、気がするのではなく、それが事実だからです。

まとめますと、小サイズ機の方がレンズが軽い分AF速度は速く、一眼レフの場合測距エリアは広く、被写界深度が深い分ピントが合い易い、という事になります。


シャッター


次はシャッターを見てみましょう。

先ずメカシャッターについては、撮像素子が小さい方が速くできる様な気がしますが、フルサイズ機でクロップ撮影をしてもシャッター速度は変わらない事からも、そうはいきません。

またメカシャッターの最高速度は概ね1/8000秒ですが、これは撮像素子のサイズに関係なく、上級機であればどれもこの速度を達成しています。

一方電子シャッターの場合は、撮像素子が小さい方が画像の読み込み速度を速くでき、且つ動体の歪みも少ないますので、撮像素子が小さい方が有利です。

機種 撮像素子 最高シャッタースピード
OM-D E-M1 III等 マイクロ4/3 1/32000秒(電子)
1/8000秒(メカ)
Lumix DC-G9等 マイクロ4/3 1/32000秒(電子)
1/8000秒(メカ)
Fujifilm X-H1 APS-Cサイズ 1/32000秒(電子)
1/8000秒(メカ)
SONY α9 II フルサイズ 1/32000秒(電子)
1/8000秒(メカ)
Pen E-PL10 マイクロ4/3 1/16000秒(電子)
1/4000秒(メカ)
SONY α7 III等 フルサイズ 1/8000秒(メカ)
EOS 6D II フルサイズ 1/4000秒(メカ)

そんな訳で、上の表にあります様にメカシャッターについては撮像素子の大きさに関係しないものの、電車シャッターについては小サイズ機の方が優れていると言えます。


ファインダー


もうこれで十分かもしれませんが、念のためにファインダーもみておきましょう。

どちらのファインダーが優れているのでしょうか?

光学ファインダー

先ず一眼レフに搭載されている光学ファインダーです。

光学ファインダーで中で最も注目される視野率でしょうか。

以前は視野率が100%が高級機の証(あかし)でした。

ところが、今どきのAPS-Cサイズの一眼レフにおいても視野率100%のモデルはざらにあります。

余り目立ちませんが、ペンタックのAPS-Cサイズの一眼レフは、入門機クラスでも視野率100%です。


視野率100%のPENTAX K-70

ただし視野角については、当然ながら撮像素子が小さいと狭くなります。

このため、小サイズ機はファインダーの倍率を大きくして視野角を拡げています。

とは言っても、上級フルサイズ機の視野角(対角線)が35度前後なのに対して、APS-Cサイズ機の上級機クラスでも視野角30度前後で、初中級機ですと視野角は25度前後です。

そんな訳で、ファインダーを覗いた時の視野の広さで言えば、明らかにフルサイズの方が勝っていると言えます。


電子ファインダー

電子ファインダーについては、光学ファインダーと違って撮像素子の大きさには関係しないので、視野角の広さはどれもほぼ同じと思って良いでしょう。

また解像度については、以前は144万ドットの低解像度のモデルもあったのですが、最近はどれも236万ドット以上で最大では576万ドットにまで達しています。

そんな訳で、300万ドット以上と未満の電子ファインダーに分けて、どんなカメラがあるか見てみます。

先ず300万ドット以上については、下の表の様にフルサイズ機が多数を占めています。

機種 \項目 ドット数 倍率 サイズ アイポイント フレームレート 遅延時間
Lumix S1R 576万ドット 0.78倍 0.5型 21mm 120fps 5ms
Leica SL 440万ドット 0.8倍 不明 20mm 不明 不明
Nikon Z 6 369万ドット 0.8倍 0.5型 21mm 不明 不明
Sony α9 369万ドット 0.78倍 0.5型 23mm 120fps 不明
EOS R 369万ドット 0.76倍 0.39型 23mm 不明 不明
Fujifilm X-T3 369万ドット 0.75倍 0.5型 23mm 100fps 5ms
Lumix GH5 368万ドット 0.83倍 0.76型 21mm 不明 1ms
Lumix G9 368万ドット 0.83倍 0.5型 21mm 100fps 5ms
300万ドット以上の電子ファインダーの仕様一覧

価格の高いフルサイズ機の場合、中級機にも高画素の電子ファインダーを搭載しています。

一方小サイズ機においても、高級機はしっかり368万ドットを採用しています。

次は300万ドット未満です。

下の表をご覧頂きます様に、フルサイズ機の入門機と、APS-Cサイズ機とマイクロ4/3機の中級機以下のモデルが採用しているのが分かります。

機種 \項目 ドット数 倍率 サイズ アイポイント フレームレート 遅延時間
GX7 III 276万ドット 0.7倍 0.38型
(16:9)
17.5mm 60fps 不明
E-M1 X 238万ドット 0.83倍 不明 21mm 120fps 5ms
E-M1 II 238万ドット 0.74倍 不明 21mm 120fps 5ms
SONY α7 III 236万ドット 0.78倍 0.5型 23mm 不明 不明
EOS RP 236万ドット 0.70倍 0.39型 22mm 不明 不明
X-T2 236万ドット 0.77倍 0.5型 23mm 100fps 5ms
SONY α6400 236万ドット 0.70倍 0.39型 23mm 120fps 不明
EOS Kiss M 236万ドット 0.70倍 0.39型 22mm 不明 不明
Lumix GX8 236万ドット 0.77倍 不明 21mm 不明 不明
E-M5 II 236万ドット 0.74倍 不明 21mm 不明 10ms
E-M10 III 236万ドット 0.62倍 不明 19.2mm 不明 不明
300万ドット未満の電子ファインダーの仕様一覧

という訳で、電子ファインダーについては、フルサイズ機の方が優れていると言えます。


背面モニター


背面モニターにつきましては、解像度の高い液晶を搭載した上位20機種を表にしてみました。

機種\項目 サイズ ドット数 タッチ
パネル
可動形式
1 Nikon D6 3.2型 236万ドット 固定
2 Nikon D500 3.2型 236万ドット チルト
3 Nikon D850 3.2型 236万ドット チルト
4 Nikon D780 3.2型 236万ドット チルト
5 EOS-1DX Mark III 3.2型 210万ドット 固定
6 Lumix S1H 3.2型 210万ドット チルト+バリアングル
7 Lumix S1 3.2型 210万ドット 3方向チルト
8 Nikon Z 6 3.2型 210万ドット チルト
9 EOS R 3.15型 210万ドット バリアングル
10 EOS 5D Mark IV 3.2型 162万ドット 固定
11 Lumix DC-GH5S 3.2型 162万ドット バリアングル
12 EOS M5 3.2型 162万ドット 自撮り可能チルト
13 SONY α9 3.0型 144万ドット チルト
14 SONY α7R III 3.0型 144万ドット チルト
15 SONY α99 II 3.0型 123万ドット X チルト+バリアングル
16 SONY α77II 3.0型 123万ドット × チルト+バリアングル
17 Lumix DC-G99 3.0型 123万ドット バリアングル
18 Nikon D5600 3.2型 104万ドット バリアングル
19 Pentax K1 II 3.2型 104万ドット X フレキシブルチルト
20 Nikon Z50 3.2型 104万ドット 自撮り可能チルト

これをご覧頂きます様に、値段の高いフルサイズ機の方が高価な背面モニターを搭載しているのは間違いなさそうです。


動画性能


動画については、撮像素子の大きさに関わらず、今どきどのカメラでも4K/30Pは当たり前と思って良いでしょう。

また4K切り出し等も、撮像素子の大きさに限らずできる機種もあれば、できない機種もあります。

また今の所、6K動画に対応しているのは、パナソニックのLUMIX S1H(フルサイズ)だけですが、 今後数年以内にはマイクロ4/3機にも投入するのは間違いないでしょう。

 
6K/24Pを達成したのLumix S1H(前面に録画ボタン、背面に冷却ファン搭載)

そんな訳で、動画についてはフルサイズかどうかではなく、価格次第といった所ではないでしょうか。


機動性


機動性については、下の絵を見れば一目瞭然でしょう。


フルサイズ換算で600mm F4レンズを組み合わせた場合のサイズ比較

上はマイク4/3サイズ機(OM-D E-M1 Mark III)とフルサイズ機を比べた絵ですが、重さが丁度2倍異なっているのに気付かれたでしょうか。

これだけ違えば、機動性の差は明らかでしょう。

ただし下にあります様に、一部の機種では逆転もありますので、ご注意を。


フルサイズのSONY α7R II(左)とマイクロ4/3サイズのLumix DC-G9(右)

いずれにしろ、機動性は断然小サイズ機です。


その他


その他の機能ですが、今どきWi-FiやBluetoothはどんなカメラにも搭載されています。

またGPSは、Nikon D6等のプロ用フルサイズ機にしか搭載されていないと思いきや、APS-CサイズのEOS 7D IIやPentax K-3 IIにも搭載されています。

またそれ以外に実用的な機能としては、ボタン照明機能でしょうか。

これはNikon D6、Nikon D850、Pentax K1 IIに採用され初め、今の所確かにフルサイズ機が多いものの、既にAPS-CサイズのNikon D500にも搭載され、評判が良ければこれから小サイズ機にも徐々に投入されていくのでしょう。


Nikon D850のボタン照明機構

この他には、撮像素子を微小に動かして高解像度の画像を合成するハイレゾモード、星撮影用の特殊モード、フォーカスブラケット、タイムラプス等ありますが、どれも撮像素子には関係しない模様です。

まとめますと、新規機能はフルサイズ機に最初に投入される事が多いので、そういう意味ではフルサイズ機が優位と言えそうです。


まとめ


それではまとめです。

項目 優位 理由
連写速度 小サイズ 画像の読み込み速度が速い
手振れ補正 小サイズ 駆動するレンズや撮像素子が軽くなる
AF性能 小サイズ 駆動するレンズが軽く被写界深度が深くなる
シャッター 小サイズ 高速の電子シャッターを標準搭載
ファインダー フルサイズ 光学ファインダーは視野が広い
電子ファインダーは高級品
背面モニター フルサイズ 小サイズ機より高級
動画性能 引き分け ほぼ同じ
機動性 小サイズ レンズを含めた小型化が可能
その他 フルサイズ 新規機能が投入され易い

上の表をご覧頂きます様に、フルサイズ機の優位性はファインダーと背面モニターと、その他の新機能で、それ以外の基本性能は小サイズ機の方が優れているという事になります。

これから考えると、余程高画素だとか高感度が必要無ければ、どう考えても、小サイズ機の方が有利なのは間違いありません。

実際プロの方々も、実は小サイズ機を常用していながら、フルサイズ機こそプロの証だと思っているクライアントの手前、使い難い(基本性能の劣る)フルサイズ機を使っているのです。

そんな筈はないと思われる方も多いでしょうが、実際にフルサイズ機を使ってみると、これを実感されるのは間違いなと思います。

なおフルサイズの方が画質が良いのだから、多少性能が劣るのは止むを得ない、と思われる方は是非へ。




フルサイズ機が高性能の大いなる誤解





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