Zマウントレンズの価格付きロードマップ
2021/01/28:発行
はじめに
ニコンから2022年までのZマウントレンズのロードマップが公開されていますので、価格予想をやってみたいと思います。
次にどんなレンズを買おうかお悩みのZマウントユーザーは是非ご活用願います。
予想価格表
ニコンから公表されているロードマップには、絞り値は書かれてはいないのですが、これも勝手に推測して予想価格と共に記載させて頂きます。
Zマウントレンズ | 予想価格 | 参考 | |
1 | Z 24-105mm F4 | 14万円 | RF24-105mm F4で14万円 FE24-105mm F4で14万円 |
2 | Z 100-400mm f4.5-5.6 | 25万円 | FE100-400mm f4.5-5.6で24万円 RF100-500mm F4.5-7.1 L IS USMで33万円 |
3 | Z 200-600mm F5.6-6.3 | 50万円 | FE 200-600mm F5.6-6.3で25万円 |
4 | Z 18-140mm F3.5-5.6 | 5万円 | NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6で5万円 |
5 | Z 28mm F1.8 | 7万円 | NIKKOR 28mm f/1.8Gで7万円 FE 28mm F2で5万円 |
6 | Z 40mm F2.8 | 2万円 | EF40mm F2.8 STMで1.5万円 |
7 | Z 85mm F1.2 | 35万円 | RF85mm F1.2 L USMで34万円 |
8 | Z Macro 50mm | 6万円 | FE 50mm F2.8 Macro で5万円 |
9 | Z Macro 105mm | 12万円 | Micro-Nikkor 105mm f/2.8Gで11万円 |
10 | Z 400mm F2.8 | 180万円 | NIKKOR 400mm f/2.8E で165万円 EF400mm F2.8L IS III USMで168万円 |
11 | Z 600mm F4 | 170万円 | NIKKOR 600mm f/4E で160万円 FE 600mm F4 GMで170万円 |
寸評
折角なので、ちょっとした寸評を述べておきます。
Z 40mm F2.8
この中で最も注目なのは、何と言っても(決まった訳ではありませんが)薄型のZ 40mm F2.8でしょう。
最近ではパンケーキレンズと呼ばれる薄型のレンズは各社出しているのですが、恐らくこの手のレンズの元祖は下にありますニコンのGN Auto Nikkor f/2.8ではないでしょうか。
パンケーキレンズの元祖GN Auto Nikkor f/2.8
これでしたら、APS-Cサイズ機のNikon Z 50に付けても換算60mmですので、何とか使えるのではないでしょうか。(無理かな)
それで思い付いたのですが、ロードマップの40mmと同じ段に並んでいる28mmのレンズは何なのでしょう。
Z 28mm F2.8とZ 40mm F2.8のシルエット
単純に一連のF1.8のレンズではないかと思ったのですが、これももしかしたら28mm F2.8のパンケーキレンズという事はないでしょうか。
そうなるとAPS-Cサイズ機に付ければ、フルサイズ換算で42mmと理想的なサイズです。
Z 24-105mm F4
次なる注目レンズは、ご存知Z 24-105mm F4の標準ズームでしょう。
SONY FE 24-70mm F2.8 GM |
Sigma 24-70mm F2.8 DG DN Art |
Canon RF24-70mm F2.8 L IS USM |
No Picture LUMIX S 24-105mm F4 MACRO O.I.S. |
大三元の一角である高価な24-105mm F2.8より、このレンズが出てからZシリーズに買い替え様と思っている方も多いのではないでしょうか。
Z 85mm F1.2
そして次なる興味は、Z 85mm F1.2です。
既にニコンからZ 85mm F1.8がリリースされていますので、もう1本の85mmは当然F1.2でしょう。
AF-S NIKKOR 105mm f/1.4E ED |
CANON RF85mm F1.2L USM |
SONY FE85mm F1.2 GM |
ニコンには従来Fマウントの105mm F1.4のポートレート用レンズがありましたが、85mm F1.2は過去からありませんでした。
これはもう間違いなく、キヤノンへの対抗と言うより、F1.2の明るいレンズの無いソニーへの当て擦りでしょう。
ニコンの50mm F1.2のレンズの評判が良いので、これがキヤノンのRF85mm F1.2を超える実力なのかどうか、興味津々です。
Z 100-400mm f4.5-5.6とZ 200-600mm F5.6-6.3
次なる注目は、望遠ズームレンズのZ 100-400mm f4.5-5.6とZ 200-600mm F5.6-6.3です。
この2本のズームレンズは、従来ニコンには無かった焦点距離です。
ところが調べてみると、両レンズともソニーのEマウントレンズにはしっかり存在します。
FE 100-400mm F4.5-5.6 GM OSS |
FE 200-600mm F5.6-6.3 G |
となると、また勘ぐり過ぎと言われるでしょうが、ニコンは当面ソニーに照準を定めているのではないでしょうか。
すなわち、例えば同じレンズであっても、多少なりとも安ければ、ソニーに流れるユーザーを食い止める事ができます。
ご存知の通りZマウントの径は、Eマウントより遥かに大きいので、開発費の面で差をつけれるかもしれません。
或いは同じ焦点距離のズームレンズであっても、マウント径の大きさを利用して、ソニー製より明るいレンズになれば、さすがニコンという事になります。
どうなるかは分かりませんが、この2本のズームレンズの価格と絞り値は注目です。