Nikon Z 50の性能は他社機と比べてどうなのか?
2021/01/21:発行
2021/01/27:誤記訂正
2021/01/27:誤記訂正
はじめに
小サイズ(APS-Cサイズ以下)のミラーレス一眼の比較記事は何度か書いているのですが、今まではどちらかといえば最上位機種を比較対象にしていました。
Nikon Z 50 + NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR
このため今回は、巷で低迷していると噂されているニコンのNikon Z 50を主体に、同クラスと思われる他社機3台と比較をしてみたいと思います。
具体的には、ボディー内手振れ補正を搭載していない下記4台を比較してみます。
発売日 | モデル | 画素数 | 価格(21/1) |
---|---|---|---|
2019/11/22 | Nikon Z 50 | 2000万画素 | 10.9万円 |
2019/09/27 | EOS M6 II | 3200万画素 | 11.2万円 |
2019/02/22 | SONY α6400 | 2400万画素 | 10.4万円 |
2018/09/20 | Fujifilm X-T3 | 2600万画素 | 12.3万円 |
Nikon Z 50 (2000万画素) |
EOS M6 II (3200万画素) |
α6400 (2400万画素) |
X-T3
(2600万画素) |
果たしてニコン機は他社より遅れをとっているのか、それとも他社の中級機に匹敵する実力の持ち主なのでしょうか?
モデル紹介
それでは先ず、本書で扱う4台を、発売の新しい順に簡単にご紹介しておきます。
Nikon Z 50
最初にご紹介するのは、2019/11に発売されましたNikon Z 50です。
ご存知の様にNikon Z 50は、フルサイズミラーレス一眼用に開発された大口径のZマウントを流用した、ニコン初のAPS-Cサイズのミラーレス一眼です。
Nikon Z 50 + NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR
これに伴い、(SONYのα6000シリーズと同様に)画角が変わるもののフルサイズ用のレンズも使えるというメリットもあります。
なお新参者の辛さで、現状APS-Cサイズの専用レンズが2本しかない所が泣きです。
EOS M6 II
続いては、2019/9に発売されたEOS M6 IIです。
ファインダーがオプション扱いのEOS M6 II
本機は2017/4に発売されたEOS M6の後継機で、撮像素子が3250万画素になり、新映像エンジン(DIGIC 8)を搭載し、連写速度が15コマ/秒になりました。
更に電子シャッターの場合、AF追従で約30コマ/秒の連写も可能になりました。
ただしファインダー非搭載で、いつかファインダーを搭載したEOS M5 IIが発売されるのだろと思っていたら一向に姿を現しません。
もしかしたら上級機は、RFマウントに移行するのでしょうか?
SONY α6400
続いては、2019/2に発売されたSONYのα6400です。
自撮り可能モニターを搭載したα6400
本機は2016/4に発売されたα6300の後継機で、先代に対して自撮り可能なタッチパネルモニターを搭載し、画像処理エンジンがBIONZ Xになり、ISO感度とC-AFの追従性アップが図られました。
価格帯からして本機がNikon Z 50の直接のライバルになりますので、どちらの性能が上かが本書最大の関心事です。
FUJIFILM X-T3
続いては、2018/9に発売されたフジフィルムのX-T3です。
フジフィルムのX-T3
本機の特徴は、フィルムカメラを踏襲したその操作性とスタイルかもしれません。
ですが、むしろ本機の最大の特徴はそれではなく、撮像素子上に一般的なベイヤー配列と異なるフジフィルム独自のX-Transと呼ぶカラーフィルター配列を採用している事です。
詳細は割愛しますが、これに伴い当初よりハイパスフィルターレスを採用し、またフィルムシミュレーションによるJPEG画像の美しさには定評があります。
なおフジフィルムには最近(2020/11)発売されたX-S10があるのですが、こちらはボディー内手ブレ補正を搭載しているため、今回はボディー内手ブレ補正を搭載していないX-T3を比較候補としています。
撮像素子
それでは先ず、画質に最も影響する撮像素子から見ていきたいと思います。
項目\機種 | Nikon Z 50 | EOS M6 II | α6400 | X-T3 |
---|---|---|---|---|
サイズ | APS-C | APS-C | APS-C | APS-C |
画素数 | 2088万 | 3250万 | 2420万 | 2610万 |
フルサイズ換算 の画素数(注) |
4900万 |
8450万 |
5700万 |
6150万 |
ISO感度 (拡張) |
100 51200 (204800) |
100 12800 (25600) |
(50) 100 32000 (102400) |
(80) 160 12800 (51200) |
ローパスフィルター | 有り | 有り | 有り | 無し |
特徴 | 表面照射? | 裏面照射? | 裏面照射 | 裏面照射 X-Trans |
解像度順位 | 4位 | 1位 | 3位 | 2位 |
ISO感度順位 | 1位 | 4位 | 2位 | 3位 |
上の表をご覧頂きます様に解像度の高い機種程、高感度特性が劣るという、当然の結果になっています。
ではどちらが好ましいかとなると、このクラスであれば当然ながら画質が良く高感度で、尚且つデータ容量が小さくて扱い易い、低画素機の方だと言えます。
特にEOS M6 IIの様に新聞半折り以上にまでプリントできる3250万画素を、一般ユーザーが何に使うのでしょうか?
そんな訳でここでは、ISO感度順位を優先して文句なしにNikon Z 50をトップにしたいと思います。
なおついでにお伝えしておきますと、もしNikon Z50の撮像素子が表面照射型だとしますと、低感度域の画質は裏面照射より優れているというメリットもあります。(詳細はこちら)
電子ファインダー
続いては、電子ファインダーの性能です。
項目\機種 | Nikon Z 50 | EOS M6 II (オプション) |
α6400 | X-T3 |
---|---|---|---|---|
画素数 (ドット) |
236万 | 236万 | 236万 | 369万 |
倍率(フル換算) | 0.68倍 | 不明 | 0.7倍 | 0.75倍 |
アイポイント (最終面から) |
19.5mm (中央から) |
22mm | 23mm | 23mm |
フレームレート | 不明 | 不明 | 120fps | 100fps |
遅延時間 | 不明 | 不明 | 不明 | 5ms |
順位 | 3位 | 4位 | 2位 | 1位 |
上の表をご覧頂きます様に、X-T3は369万ドットの電子ファインダーを採用していますので、トップで間違いないでしょう。
またα6400は倍率が0.7倍でフレームレートが120fpsと高速ですので、2位にしたいと思います。
EOS M6 IIはファインダーがオプションなので最下位となり、Nikon Z 50はここでは3位になります。
AF性能
お次はAF性能です。
通常ミラーレス一眼のAF性能と言えば、下の表の様に測距点の数とか測距エリアの広さとか合焦速度の速さが気になる所でしょう。
項目\機種 | Nikon Z 50 | EOS M6 II | α6400 | X-T3 |
---|---|---|---|---|
AF構成 | 像面位相差AF+ コントラストAF |
像面位相差AF | 像面位相差AF+ コントラストAF |
|
測距点 (検知線) |
209点 (縦線) |
最大5481点 (縦線) |
425点 (縦線) |
425点 (縦線) |
AF範囲 | 全体の74% (水平87% 垂直85%) |
全体の88% (水平88% 垂直100%) |
全体の84% | 全体 |
レスポンス | 未発表 | 未発表 | 0.02秒 | 未発表 |
瞳AF | ○ (動物対応) |
○ | ○ (動物対応) |
○ |
暗所性能 | -4EV対応 | -5EV対応 | -2EV対応 | -3EV対応 |
順位 | 2位 | 1位 | 4位 | 3位 |
ですが、本書の注目点は異なります。
大事なのはやはり測距精度です。
瞳AFとか動物AFと言っても、ピントが合ってなければ何の意味もありません。
その観点からすれば、EOS M6 IIは全画素がAFセンサーとなるキヤノン独自のデュアルピクセルCMOS AFを採用しており、精度面からすればトップと言えるでしょう。
2位以下のAF性能は同列でも良いのですが、ここは客観的な数値を優先して暗所性能順で2位はNikon Z 50、3位はX-T3にしたいと思います。
連写速度
2021/1/27:誤記訂正
以下の誤記がありましたので、お詫びして訂正いたします。
誤:Nikon Z50のAF追従連写:5コマ/秒
正:Nikon Z50のAF追従連写:11コマ/秒
文章は全て修正済みです。
次は連写速度です
項目\機種 | Nikon Z 50 | EOS M6 II | α6400 | X-T3(注) | |
---|---|---|---|---|---|
メカ | AF追従連写 | 11コマ/秒 |
14コマ/秒 | 11コマ/秒 | 11コマ/秒 |
AF固定連写 | N/A |
14コマ/秒 | N/A | N/A | |
電子 | AF追従連写 | N/A | 30コマ/秒 | N/A | 20コマ/秒 (2600万画素) 30コマ/秒 (1600万画素) ブラックアウト フリー |
プリ撮影 | 〇 | ||||
順位 | 3位 |
1位 | 3位 | 2位 |
恐らくこれは、今後発売されるであろう上位機種のZ 60(もしく第2世代のZ50 II)で改善されるのでしょうが、中級機でこの連写速度は遅過ぎます。
そんな訳で、連写性能の1位はEOS M6 II、2位はX-T3、α6400とNikon Z 50は同じ3位にしておきます。
シャッター
次はシャッタースピードです。
項目\機種 | Nikon Z 50 | EOS M6 II | α6400 | X-T3 |
---|---|---|---|---|
メカシャッター | 30" 1/4000 |
30" 1/4000 |
30" 1/4000 |
4" 1/8000 |
電子シャッター | 30" 1/4000 |
1/8000 1/16000 |
30" 1/4000 |
4" 1/32000 |
同調速度 | 1/200 | 1/200 | 1/160 | 1/250 |
順位 | 3位 | 2位 | 4位 | 1位 |
ここでのトップは、メカシャッターで1/8000秒、電子シャッターで1/32000秒が可能なX-T3の独擅場(どくせんじょう)と言えます。
Nikon Z 50はα6400とほぼ同じ性能ですが、10万回の耐久性能でストロボ同調速が1/200秒という事で、3位にしています。
汎用ズームレンズ
それではここで、このクラスの機種ならば何方も購入するであろうキットレンズを比べてみたいと思います。
Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR |
EF-M15-45mm F3.5-6.3 IS STM |
E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS |
XC16-50mm
F3.5-5.6 OIS II |
項目\機種 | Nikon Z 50 | EOS M6 II | α6400 | X-T3 |
---|---|---|---|---|
名称 | Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR |
EF-M15-45mm F3.5-6.3 IS STM |
E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS |
XC16-50mm F3.5-5.6 OIS II |
フルサイズ換算 | 24-75mm | 24-72mm | 24-75mm | 24-76mm |
最短撮影距離 (マクロモード) |
0.25 -0.3m |
0.25m | 0.25 -0.3m |
0.6m (0.15-0.35m) |
最大撮影倍率 | 0.2倍 | 0.25倍 | 0.22倍 | 0.2倍 |
ズーミング | 手動 | 手動 | 電動 | 手動 |
レンズ内 手ぶれ補正効果 |
4.5段 | 3.5段 | 不明 | 不明 |
フィルター径 | 46mm | 49mm | 40.5mm | 58mm |
重さ | 135g | 130g | 116g | 195g |
価格(発行時) | 3.6万円 | 1.9万円 | 2.4万円 | 1.9万円 |
順位 | 2位 | 3位 | 1位 | 4位 |
この中でどの項目を重視するかで順位は変わってくるのですが、ここでは動画でも便利な電動ズームを採用し、更にこの中で最も軽いソニーのEマウントレンズをトップにしておきたいと思います。
ただし手ぶれ補正効果を公表していないのが心元無いので、2位は4.5段と公表しコントロールリングを搭載し防塵防滴に配慮しているニコンのZレンズにしたいと思います。
なおフジフィルムのXCレンズは入門機用の廉価版で、X-T3用でしたらこれよりお高いXFレンズが似合います事、念のためにお伝えしておきます。
背面モニター
次は背面モニターです。
一眼レフと比較してライブビューでのAF性能がアップした事から、ミラーレス一眼で背面モニターを使って撮影する機会は明らかに増えました。
このため、背面モニターの見え方と操作性は非常に重要です。
項目\機種 | Nikon Z 50 | EOS M6 II | α6400 | X-T3 |
---|---|---|---|---|
サイズ | 3.2型 | 3型 | 3型 | 3型 |
解像度 | 104万ドット | 104万ドット | 92万ドット | 104万ドット |
可変方式 | 2方向チルト (下方向で自撮り可) |
2方向チルト (上方向で自撮り可) ただし下方向は45度 |
2方向チルト (上方向で自撮り可) ただし下方向は74度 |
3方向チルト |
タッチパネル | 対応 | 対応 | 対応 (但し限定) |
対応 |
順位 | 1位 | 2位 | 4位 | 3位 |
その観点からすると、縦位置撮影にも使える3方向チルトのX-T3をトップにしたい所ですが、実際に使ってみるとそれほど便利なものではなく、一度使ったら面倒で2度と使う事はありませんでした。
そんな訳で、ここでは3.2型の大型モニターを採用して、自撮りも可能なNikon Z 50をトップにしたいと思います。
なおα6400のモニターはタッチパネルと言いながら、使えるのは測距点の移動程度で、メニューもタッチシャッターも使えませんので、最下位にするのもお許し頂けるでしょう。
動画性能
続いては動画性能です。
昨今ではこれが非常に重要になってきたのは、ご存知の通りです。
項目\機種 | Nikon Z 50 | EOS M6 II | α6400 | X-T3 |
---|---|---|---|---|
4K | 30P | 30P | 30P | 60P |
フルHD | 120p | 120P | 60P | 120P |
Log撮影 | 不可 | 不可 | S-Log3 S-Log2 |
エテルナ F-Log |
順位 | 2位 | 2位 | 4位 | 1位 |
トップは、唯一4K60Pが可能なX-T3で文句はないでしょう。
2位は、4K30PとFHD120Pが撮れるNikon Z 50とEOS M6 IIにさせて頂きました。
α6400はLog記録が可能ですが、このクラスでLOGで撮って後で色見を変えたいという方は殆どいらっしゃらないでしょう。
それなら、FHD120Pが撮れた方が表現の幅が拡がります。
その他の性能
それでは最後に、その他の性能も簡単に見ておきます。
項目\機種 | Nikon Z 50 | EOS M6 II | α6400 | X-T3 |
---|---|---|---|---|
筐体 | 金属 | 金属+プラ? | 金属 | 金属 |
防塵防滴 | △配慮 | × | △配慮 | 〇 |
メモリスロット | シングル | シングル | シングル | デュアル |
フリッカー低減 | ○ | × | × | × |
便利機能 | ストロボ内蔵 レンズにコントロールリング タイムラプス 多重露光 |
ストロボ内蔵 クリエイティブアシスト |
ストロボ内蔵 USB充電給電 大型バッテリー搭載 |
AWB ロック機構 |
重さ | 450g | 408g | 403g | 539g |
順位 | 2位 | 4位 | 2位 | 1位 |
ここでもX-T3が、金属ボディーで防塵防滴、更にデュアルスロットと格上らしく他社機を圧倒しています。
ここではEOS M6 IIが、金属ボディーではなく防塵防滴には全く配慮されていない事から、最下位という事にしておきます。
また2位は操作性に優れたZ 50(ファインダーがレンズ光軸と一致し、グリップも大型でボタンも豊富)にするか、小型軽量でバッテリーライフの長いα6400にするか意見が分かれると思いますので、ここでは両者とも2位としておきます。
まとめ
さて、今までのランクを一覧にしますと以下の様になります。
項目\モデル | Nikon Z 50 | EOS M6 II | α6400 | X-T3 |
ISO(低解像度) | 1位 | 4位 | 2位 | 3位 |
ファインダー | 3位 | 4位 | 2位 | 1位 |
AF性能 | 2位 | 1位 | 4位 | 3位 |
連写速度 | 3位 |
1位 | 3位 | 2位 |
シャッター | 3位 | 2位 | 4位 | 1位 |
汎用ズームレンズ | 2位 | 3位 | 1位 | 4位 |
背面モニター | 1位 | 2位 | 4位 | 3位 |
動画 | 2位 | 2位 | 4位 | 1位 |
その他 | 2位 | 4位 | 2位 | 1位 |
価格 (本書発行時) |
2位 (10.9万円) |
1位 (10.4万円) |
3位 (11.2万円) |
4位 (12.3万円) |
計 | 21位 |
24位 | 29位 | 23位 |
総合順位 | 1位 | 3位 | 4位 | 2位 |
これを集計して出した総合順位が上の黒抜き文字です。
これをご覧頂きます様に、僅差ながらNikon Z 50がトップという予想外の結果になりました。
1位はNikon Z 50だった
そしてα6400が最下位というのも驚きです。
最下位のα6400
Nikon Z 50がトップになった理由としては、ISO感度(低画素)、AF性能、キットレンズ、背面モニター、動画、その他、価格が2位以上になったためです。
なお、ISO感度(低画素)とAF性能については、人によって順位付けは変わってくるかもしれませんが、それでも3位以下(他社機より劣っている)の項目は、ファインダー(フレームレートが遅い)、連写速度、シャッター(電子シャッターが控え目)な事くらいだとすると、かなり立派な出来栄えではないでしょうか。
となると次のNikon Z 50 IIがこの辺を強化し、レンズもいくつか揃えれば、今後かなり販売戦線に割り込んでいけるのは間違いないでしょう。
ついでに他社機について一言述べさせて頂くと、以下の様になります。
先ずEOS M6 IIは、実に変わったカメラです。
3200万画素もの高解像度機に関わらず、連写性能や電子シャッター性能はトップクラスで、まるで動体撮影用のカメラの様です。
にも関わらずファインダーが無いとなると、一体どんな顧客を想定しているのか良く分かりません。
もっと言わせて頂ければ、3200万画素とはフルサイズで8000万画素を超える解像度です。
そんな高解像度に対応するレンズは、FE-Mレンズには無いでしょう。
おまけにこれくらいになると、シャッターブレにも気を付けなくてはいけないのですが、何故か本機では電子先幕シャッターは使えないのです。
実に奇妙なカメラです。
α6400は量販店で常に売れ筋上位に顔を出す人気商品ですので、小型ながら隙のない性能を有していると思われていますが、ここでは最下位の項目が4点もあるのが気になります。
特に使えないタッチパネルは、早く何とかしてほしいものです。
また、リアルタイム瞳AFだの、リアルタイムトラッキングだの、ファストハイブリッドAFだの、高密度AF追従テクノロジーだのと、誰にも違いは分からないのに、ユーザーを惑わす様な宣伝文句は止めて頂きたいものです。
最後にX-T3については、何度も言いました様に、前述の3機種より明らかに格上のカメラになります。
ただし初代X-T1は1600万画素だったのですが、今では2600万画素まで解像度を上げています。
また全機種同じ撮像素子の使い回しも、(コストを下げるには良いでしょうが)少々寂しいものがあります。
そろそろ高画素至上主義は止めて、画質と感度重視で画素数を抑えた機種も出して頂きたいものです。