昔銀座の中古カメラショップで、ウットリ眺めていた方も多いのではないでしょうか? なお本SEにおいては、露出計がLEDとなりかなり近代的になっていますが、組み立てがシンガポールになりMade in Singaporeになっています。 【特徴】 本機の特徴の一つは、レンズが沈胴式である事で、撮影に当たっては先ずレンズを引き出す必要があります。 この機構からすると、近接撮影に強いのかと思うのですが、40mm/F2.8のレンズながら最短距離は約90cmしかありません。 多分当時のコンタックス用レンズを流用して且つコンパクトなカメラを作るには、沈胴式を選択するしかなかった様に思われます。 またこの沈胴式レンズが曲者で、引き出すのは簡単なのですが、最後にフィルムを巻き上げなければ格納できない機構になっています。 このため、万一このカメラを手にする機会がありましたら、必ずこの事を思い出して頂ければと思います。 それ以外は、マニュアルカメラを使った事がある方でしたら、問題なく使えます。 もう一つの特徴として、(中央の写真では気が付き難いかもしれませんが)本機のストロボは本体底面に付く様になっております。 このため、どうしても被写体上部に影付けたくない場合、カメラを逆に持って撮影する必要があります。(ただし撮影している姿は、非常に不自然です) 【おまけ】 今更、銀塩写真の方が良かったなどとは言いませんが、使う機会が殆ど無くなってしまった事は残念です。 いつか銀塩カメラをカメラとして再使用できる、CCD変換フィルムはできないものでしょうか?
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