一目で分かる
カメラとプリンターとモニターの解像度の関係
2016/04: 初版
2019/12: 更新
2019/12: 更新
はじめに
カメラの画素数がどんどん増えてきています。
カメラの黎明期はそれこそ数百万画素だったのに、今では5千万画素をオーバーしています。
そんなに必要はないのは分かっているのですが、だったらどれくらいで十分なのかネットで調べても今一つ分かりません。
実際自宅のハイビジョンテレビや4Kテレビで大きくして見るには、どれくらいの画素数が必要なのでしょうか?
或いはA4サイズでプリントするには、どれくらいの画素数が必要なのでしょうか?
それが知りたいのに、画像の細かさをカメラは画素数で表すのに対して、プリンターは解像度で表し、モニターは解像度だのハイビジョンだの4Kだの呼んだりし、今一つ良く分かりません。
それならばと思い、頑張って一目で分かる3者の関係図を作ってみました。
これを見ればたちどころに自分に必要なカメラの画素数が分かりますので、是非ご活用頂ければと思います。
結論
細かい話は抜きにして、先ずは下の図をご覧下さい。
プリント(解像度) カメラ(画素数) モニター(解像度)
カメラの画素数とプリンターとモニターの解像度の関係
カメラの画素数とプリンターとモニターの解像度の関係
これはどのくらいの画素数のカメラであれば、どれくらいの大きさにプリントできて、且つどれくらい高解像度のモニターに表示できるかを表しています。
例えば、もしA1サイズ(新聞紙見開き)のプリントをしたければ、最大5000万画素のカメラが必要で、それはキヤノンのEOS 5Dsかソニーのα7RIVクラスの高精細機が必要という事です。
また最も一般的なフルサイズやAPS-Cサイズのカメラの画素数は2400万画素ですので、その場合A2サイズ(新聞紙半折り)のプリントが可能で、8Kモニターには届かないものの、4Kモニターには楽々対応できるという事です。
さらに最近のスマホや、高感度カメラの様に1200万画素の場合、A3サイズのプリントと4Kモニターにも対応しているという事です。
また一昔前の300万画素のカメラにおいても、はがきサイズのプリントや一般的なハイビジョンテレビでみる限り何の問題もないと言えます。
まとめ
それでは最後にまとめです。
①普段のメモ代わりの写真であれば、画像サイズは300万画素で十分である。
②ちょっと大事な写真でも1200万画素もあれば、A3プリントもでき4Kモニターに対応しており十分である。
③現時点で2400万画素以上で撮影しても、使い切れる用途が無い。