ボケ易い単焦点レンズのベスト15
(お勧めポートレート用レンズ)

第8位（番外編）： 70-200mm F2.8

という訳で、単焦点レンズのベスト15と言いながら、ここだけ70-200mm F2.8 ズームレンズをご紹介しておきたいと思います。

このズームレンズは、価格（10～25万円）も重量（1.5kg）もそれなりなのですが、ポートレートを含む色々な用途で使えますので、確かに200mm単体を購入するよりも価値があるかもしれません。

キヤノン

先ずキヤノンの同タイプのズームは、新旧合わせて3種類存在します。


一つは新旧の手ブレ補正（IS）付き、もう一つは手ブレ補正無しです。

手ブレ補正付き（現行品）

本レンズは2010年にリニューアルされ、従来品に対して1段分の手ブレ強化、レンズ材質変更に伴うコントラスト向上、防塵防滴性能アップが図られています。
レンズ構成も、従来の18群23枚から19群23枚に変更になっています。

手ブレ補正付き（旧品）

参考で手ブレ補正付きの旧品もご紹介しておきます。

このMTFを現行品（EF70-200mm F2.8L IS II USM）と比べると、確かに現行品の方が優れているもののその差は僅かですので、中古品が10万円程度である事を考えると旧品も十分魅力的です。

手ブレ補正無し（現行品）

本レンズは手ブレ補正機構がない分MTFは優れていると思っていたのですが、何故か上の手ブレ補正付き旧品と比べても劣ります。


重さも大差（200g）は無いので、これを買うなら手ブレ補正付き（旧品）の方が良い様な気がします。

ニコン

ニコンについてもキヤノンと同じ様に、手ブレ補正（VR）付きの新旧と手ブレ補正無しの3種類が存在します。

手ブレ補正付き（現行品）

手ブレ補正付きは2009年にリニューアルされ、先代に対して光学系を一新し、全長も10mmほど短くなり、フルサイズ領域の画質を大幅に改善した（先代はAPS-Cサイズを主眼に開発）ています。

手ブレ補正付き（旧品）

前述しました様に手ブレ補正付きの旧品は、APS-Cサイズを念頭に開発されたため、周辺部の画質は落ちますが、周辺部をぼかすポートレート用に割り切れば使えるかもしれません。


特に旧品ながら、中古で10万円程度なのも魅力的です。

手ブレ補正無し（現行品）

手ブレ補正無しについては、中古で6万円なのは何とも魅力的な話ではないでしょうか。

ソニー

ソニーもこのタイプのズームを2013年にリニューアルしています。

上段のG SSM IIは下段のGのリニューアルモデルで、光学系は同じでAR（Anti Reflection）コーティングを変え、AF性能を向上しています。

なおまだ発売前ですが、新たにミラーレス一眼用のレンズが発表されましたので、写真だけ載せておきます。


シグマの場合は、手ブレ補正（OS）付きのモデルだけですが、新品で9.5万円というのは結構魅力的な価格です。

タムロンにおいても手ブレ補正（VC）有り無しの2タイプを用意しています。