設定が分かれば全てが分かる 
α7シリーズ徹底使いこなしガイド





撮影設定5


撮影設定5です。


ここでは以下の設定を行います。

①ピクチャープロファイル 切/PP1 ~ PP7
②ズーム 1.3~8倍
③ピント拡大 4.2倍/8.3倍
④長秒時NR 入/切
⑤高感度NR 入/切


撮影設定5
設定項目 選択肢とその説明 初期 推奨 解説
5-1
ピクチャープロファイル



動画の発色、階調などの設定を変更できます。

これはかなりスゴイ機能ですが、使いこなせるまでは、取り敢えず切にしておきましょう。

なお詳細はこの表に入れるのは難しいので、この表の下に別表1~2を設けておきます。

PP1 ~ PP7
5-2
ズーム
ズーム設定 画像サイズ 倍率
フル
APS-C
【光学ズームのみの設定にしたとき(スマートズーム)】

画像サイズがM、Sのとき、画像の一部を抜き出す事によってズームします。


画質は劣化 しません。
L
M 約1.5倍
約1.3倍
S 約2倍
約2倍
全画素超解像ズームを”入”に設定したとき】


デジタル画像処理を使って、画質を極力劣化させない様にして、スマートズームを、さらに2倍まで拡大します。
L 約2倍
約2倍
M 約3.1倍
約2.6倍
S 約4倍
約4倍
デジタルズームを”入”に設定したとき】


デジタル画像処理を使って、全画素超解像ズームをさらに2倍拡大します。全画素超改造ズームより画質は劣化します。
L 約4倍
約4倍
M 約6.1倍
約5.2倍
S 約8倍
約8倍
デジタル画像処理によって、光学ズームの倍率以上に被写体を拡大できます。

ここでは光学ズーム以外を、画像処理ズームと呼ぶ事にします。

この画像処理ズームには以下の3種類あり、これらを使うためには事前にカスタム設定のズーム設定でどこまで画像処理ズームを行うか選択しておく必要があります。

①スマートズーム
②全画素超解像ズーム
③デジタルズーム


またズームレンズの種類によって画像処理ズームの使い方が異なります。

電動ズームレンズ
光学ズームの操作のまま画像処理ズームに移行します。

電動ズームレンズ以外
本メニュー(ズーム)を選択すると以下の画面に移行するので、コントロールホイールのボタンを押してズーム量を変更します。



5-3
ピント拡大
フルサイズ時:4.2倍 →8.3倍

APS-Cサイズ時:2.7倍 →5.4倍



撮影前の画像を2段階に拡大してピントの確認が できます。


デフォルト設定の場合、C1ボタンにこの機能が割り当てられています。

マニュアルフォーカスの時しか使用できません。
5-4
長秒時NR
シャッタースピードを1秒以上にした場合のノイズ軽減処理を設定します。

入にすると、倍の撮影時間が必要になるため、試し撮りの段階では切にしておきましょう。



5-5
高感度NR
標準


すべてのISO感度で作動しますが、特に高感度時に目立つノイズを効果的に低減します。

通常は[標準]に設定されており、[弱]、[切]を選ぶこともできます。

と言う訳で、ここでは標準を選択しておきます。





別表1:5-1ピクチャープロファイル詳細1
PP1 [Movie]ガンマを用いた設定例
PP2 [Still]ガンマを用いた設定例
PP3 [ITU709]ガンマを用いた自然な色合いの設定例
PP4 [ITU709規格に忠実な色合いの設定例
PP5 [Cine1]ガンマを用いた設定例
PP6 [Cine2]ガンマを用いた設定例
PP7 [S-Log2]ガンマを用いた設定例


別表2:5-1ピクチャープロファイル詳細2
設定項目 選択肢とその説明 初期 推奨 解説
ブラックレベル 15 ~ +15 黒レベルを設定する。
ガンマ Movie
動画用の標準ガンマカーブ
ガンマカーブを選びます。
Still
静止画用の標準ガンマカーブ
Cine1
暗部のコントラストをなだらかにし、かつ明部の諧調変化
をはっきりさせて、落ち着いた調子の映像にする
(HG4609G33相当)。
Cine2
[Cine1]とほぼ同様の効果が得られるが、編集などにおい
てビデオ信号100%以内で扱いたいときは、こちらを選択す
る(HG4600G30相当)。
Cine3
[Cine1]、[Cine2]より明部と暗部のコントラストを強め、かつ黒側の諧調変化をはっきりさせる。
Cine4
Cine3]よりさらに暗部のコントラストを強める。[Movie]より暗部のコントラストは弱く、明部のコントラストは強い
ITU709
ITU709相当のガンマカーブ。
ITU709(800%)
[S-Log2]撮影前提のシーン確認用ガンマカーブ
S-Log2
[S-Log2]のガンマカーブ。撮影後映像処理を前提とした設定。
ブラックガンマ 範囲
補正範囲を選ぶ
低輝度ガンマ補正します。
レベル
補正の強さを設定する
?7 ~+7
ニー モード オート/ 被写体の高輝度部分の信号をカメラのダイナミックレンジに収め、白飛びを防ぐため、ビデオ信号を圧縮するポイントやスロープを設定します。

[ガンマ]で[Cine1]、[Cine2]、[Cine3]、[Cine4]、[Still]、[S-Log2]、[ITU709(800%)]を選択しているときは、[モード]
を[オート]にしていると[ニー]は[切]になります。

[モード]を[マニュアル]にすると[ニー]の機能を使用できます。
マニュアル
オート設定 マックスポイント 90% ~ 100%
感度
マニュアル設定 ポイント 75% ~ 105%
スロープ ?5 ~+5
カラーモード Movie
[ガンマ]が[Movie]のときに適した色合い。
色の特性を変更します。
Still
[ガンマ]が[Still]のときに適した色合い。
Cinema
[ガンマ]が[Cine1]のときに適した色合い。
Pro
ソニー業務用カメラの標準画質に近い色合い(ITU709ガンマ
と組み合わせた場合)。
ITU709マトリックス
ITU709規格に忠実な色合い(ITU709ガンマと組み合わせた場合)
白黒
彩度を0にし、白黒で撮影する。
S-Gamut
[ガンマ]が[S-Log2]のときに使用する、撮影後映像処
理を前提とした設定。
彩度 32 ~ +32 色の鮮やかさを設定します。
色相 7 ~ +7 色相を設定します。
色の深さ R 7 ~+7 色相別に輝度を変更します。

濃い色ほど効果が大きく、色の
ない被写体に対しては効果がない。+側にすると暗くなり、
色が深く見える。-側にすると明るくなり、色が浅く見え
ます。
[カラーモード]を[白黒]にしたときにも有効です。
G 7 ~+7
B 7 ~+7
C 7 ~+7
M 7 ~+7
Y 7 ~+7
ディテール レベル
[ディテール]の強さを設定する
7 ~+7 [ディテール]を設定します。
調整 モード 自動最適化を行う
マニュアル 手動詳細設定を行う
V/Hバランス -2垂直(V)が強い ~ +2(水平(H)が強い
B/Wバランス
下側(B)DETAIL/上側(W)DETAILのバランスを選ぶ
タイプ1 (下側(B)が強い)~ タイプ5(上側(W)が強い)
リミット 0 ~ 7
クリスプニング 0 ~ 7
高輝度ディテール 0 ~ 4
コピー 設定をコピーします。
リセット 設定をリセットします。





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