撮影設定4 |
設定項目 |
選択肢とその説明 |
初期 |
推奨 |
解説 |
1
ホワイトバランス |
オート、太陽光、日陰、曇天、電球、温白色蛍光灯(-1)、白色蛍光灯(0)、昼白色蛍光灯(+1)、昼光色蛍光灯(+2)、ストロボ 、水中オート
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オート |
オート |
撮影場所の光の状況に合わせて画像の色合いを調整します。
ここでは、一番無難なオートにしておきます。
ただしオートとはカメラが画像からWBを推測しているので、決して正確という訳ではありません。
ですので、もしより正確な色を表現したいのでしたら、光源を個別に選択する方が適切です。
またもし撮影した写真の色味(青⇒赤)で調整するのでしたら、以下の様な順で変えていきます。
①電球
②-1温白色蛍光灯
③0白色蛍光灯
④+1昼白色蛍光灯
⑤晴天
⑥ストロボ
⑦曇天
⑧+2昼光色蛍光灯
⑨晴天日陰
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色温度:
希望の色温度を2500K~9900Kの範囲で選びます。
色温度が低いほど画像は暖色になり、高いほど青くなります。
カラーフィルター :
色味をカラーマトリックス上で、G(グリーン)、A(アンバー)、M(マゼンタ)、B(ブルー)をそれぞれ7段階(0.25ステップ)に調整ができます。 |
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カスタム1 ~ 3、カスタムセット
複数の種類の光源で照明されている場合などで、より正確に白さを表現したいときは、カスタムホワイトバランスの使用をお勧めします。
3つの設定を登録できます。 |
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2
AWB時の優先設定 |
標準
通常のオートホワイトバランスで撮影する。自然な色合いになるように自動調整する。 |
○ |
○ |
[ホワイトバランス]が[オート]のとき、白熱電球などの光源下で優先する色味を設定します。

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雰囲気優先
光源の色味を優先する。暖かみのある雰囲気を出したいときに適している。 |
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ホワイト優先
光源の色温度が低いとき、白色の再現を優先する。 |
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3
DRO/オートHDR |
切
DRO/オートHDR機能を使わない。 |
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○ |
明るさとコントラストを自動補正する機能を有効にするかどうか設定します。
逆光での人物写真等に有効なのですが、この機能は早い話が合成写真の様なものですので、強過ぎるとどうしても不自然な感じになってしまいます。
また全体的に軟調な感じになりますので、どうしてもというとき以外は切にしておきましょう。
あるいは、逆光での失敗を少しでも減らしたい方は、DROのAUTOを選択しておきましょう。
なおファイル形式が、RAWまたはRAW+JPEGのときは、HDRは設定できません。
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DRO(Dレンジオプティマイザー )
被写体や背景の明暗の差を細かな領域に分けて分析し、最適な明るさと階調の画像にします。
以下の設定が選択できます。
AUTO:本機が自動で諧調を調整する。
Lv1(弱)~Lv5(強):諧調を5段階で設定する。
なお以下の場合は、[Dレンジオプティマイザー]は[切]に固定されます。
①[ピクチャーエフェクト]や[ピクチャープロファイル]が有効のとき。
②[シーンセレクション]が[夕景]
[夜景][夜景ポートレート]のとき。
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○ |
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HDR(オートHDR)
露出の異なる3枚の画像を撮影し、適正露出の画像とアンダー画像の明るい部分、オーバー画像の暗い部分を合成することにより階調豊かな画像します。
以下の設定が選択できます。
AUTO:本機が自動で追加2枚の露出を決定します。
1.0Ev(弱)~6Ev(強):被写体の明暗差に応じて、追加2枚の露出を設定します。
6Evの場合、-3Evと+3Evの画像が追加で撮影されます。
適正露出画像と、合成された画像の2枚が記録さます。 |
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4
クリエイティブスタイル |
Std(スタンダード)
さまざまなシーンを豊かな階調と美しい色彩で表現します。 |
○ |
○ |
13種類の画像スタイルから画像の仕上がりを選択できます。
また各画像スタイルごとに①コントラスト、②彩度、③シャープネスを微調整できます。
カメラまかせで撮影するシーンセレクションと異なり、露出(シャッタースピード/絞り)なども調整できます。
ここでは標準のスタンダードを選んでおきましょう。
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Vivid(ビビッド)
彩度・コントラストが高めになり、花、新緑、青空、海など色彩豊かなシーンをより印象的に表現します。 |
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Ntr(ニュートラル)
彩度・シャープネスが低くなり、落ち着いた雰囲気に表現します。パソコンでの画像加工を目的とした撮影にも適しています。 |
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Clear(クリア)
ハイライト部分の抜けがよく、透明感のある雰囲気に表現します。光の煌めき感などの表現に適している。 |
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Deep(ディープ)
濃く深みのある色再現します。重厚感、存在感など、重みのある表現に適している。 |
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Light(ライト)
明るく、すっきりとした色再現します。爽快感、軽快感など明るい雰囲気の表現に適している。 |
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Port(ポートレート)
肌をより柔らかに再現します。人物の撮影に適している。 |
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Land(風景)
彩度、コントラスト、シャープネスがより高くなり、鮮やかでメリハリのある風景に再現します。遠くの風景もよりくっきりします。 |
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Sunset(夕景)
夕焼けの赤さを美しく表現します。 |
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Night(夜景)
コントラストがやや低くなり、見た目の印象により近い夜景に再現します。 |
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Autam(紅葉)
紅葉の赤・黄をより鮮やかに表現する |
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B/W(白黒)
白黒のモノトーンで表現します。 |
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Sepia(セピア)
セピア色のモノトーンで表現します。 |
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スタイルボックス1 ~ 6:
下記色彩の3要素を調整して、6種類保存できます。
コントラスト:
+側に設定するほど明暗差が強調され、インパクトのある仕上がりになります。
彩度:
+側にするほど色が鮮やかになります。-側に設定すれば、控えめで落ち着いた色に再現さます。
シャープネス:
解像感を調整できます。+側に設定すれば輪郭がよりくっきりし、-側に設定すればやわらかな表現になります。
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5
ピクチャーエフェクト |
切
効果を使用しない。 |
○ |
○ |
好みの効果を使って、より印象的でアート的な表現の画像を撮影できます。
いずれもかなり特殊な画像になりますので、ここでは切を選択しておきます。
なお本機能も、ファイル形式がRAWまたはRAW+JPEGのときは、設定できません。
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トイカメラ
周辺が暗く、シャープ感を抑えた柔らかな仕上がりになります。
◀/▶で色合いを設定できます。 |
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ポップカラー
色合いを強調してポップで生き生きとした仕上がりになります。 |
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ポスタリゼーション
原色のみ、または白黒のみで再現されるメリハリのきいた抽象的な仕上がりになります。
◀/▶で[白黒]か[カラー]かを選択できます。 |
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レトロフォト
古びた写真のようにセピア色でコントラストが落ちた仕上がりになります。
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ソフトハイキー
明るく、透明感や軽さ、優しさ、柔らかさを持ったような仕上がりになります。 |
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パートカラー
1色のみをカラーで残し、他の部分はモノクロに仕上がります。
◀/▶で残す色を設定できます。 |
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ハイコントラストモノクロ
明暗を強調することで緊張感のあるモノクロに仕上がります。 |
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ソフトフォーカス
柔らかな光につつまれたような雰囲気の仕上がりになります。
◀/▶で効果の強弱を設定できます。 |
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絵画調HDR
絵画のように色彩やディテールが強調された仕上がりになります。
3回シャッターが切れます。
◀/▶で効果の強弱を設定できます。 |
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リッチトーンモノクロ
階調が豊かでディテールも再現されたモノクロに仕上がります。
3回シャッターが切れます。 |
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ミニチュア
ミニチュア模型を撮影したようにボケが大きく、鮮やかな仕上がりになります。
◀/▶でボケる位置を設定できます。 |
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水彩画調
にじみやぼかしを加えて水彩画のような効果をつけます。 |
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イラスト調
輪郭を強調するなどしてイラストのような効果をつけます。
◀/▶で効果の強弱を設定できます。 |
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6
ピクチャープロファイル |
切
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切 |
切 |
動画の発色、階調などの設定を変更できます。
これはかなりスゴイ機能ですが、使いこなせるまでは、取り敢えず切にしておきましょう。
なお詳細はこの表に入れるのは難しいので、この表の下に別表1~2を設けておきます。
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PP1 ~ PP7(下の別表1参照) |
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