撮影設定3 |
設定項目 |
選択肢とその説明 |
初期 |
推奨 |
解説 |
1
露出補正 |
-5.0EV ~ +5.0EVの間で設定
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±0.0 |
±0.0 |
カメラ上部の露出補正ダイヤルとは別に、画像全体の明るさを本メニューで±5段階の範囲で補正できます。
本機能を使うためには、露出補正ダイヤルは0に合わせなければなりません。
±3段階の露出補正ダイヤルを0以外にしたら、本設定は無効になります。 |
2
露出補正値のリセット |
保持 |
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露出補正ダイヤルが「0」の状態で電源を切ったとき、[露出補正](カスタム設定8-1)で設定した値を保持するかどうかを設定します。
多少手間かもしれませんが、露出不良を避けるため、毎回リセットする事をお勧めします。 |
リセット
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○ |
○ |
3
ISO感度 |
ISO AUTO
撮影モードが「P」、「A」、「S」、「M」のとき、ISO感度を[ISO AUTO]にすると、設定された範囲内で自動設定されます。
ISO AUTOにおけるISO感度範囲の設定は、ISO AUTOを選択した後、コントロールホイールの▶を押して、[ISO AUTO 上限]、[ISO
AUTO 下限]を選んで希望の数値を設定します。
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○ |
○ |
ISO感度を設定します。
どうしてもISO感度を固定したい場合以外は、デフォルトのISO AUTOにしておきましょう。
なおISO AUTOの範囲は、ノイズの少ない100~6400の範囲が無難です。
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ISO 50~ ISO 204800
ISO感度を選択できます。
前ダイヤルを回すとコントロールホイールで選ぶのと同様に1/3段ずつISO感度を変更でき、後ダイヤルを回すと1段ずつ変更できます。
なおISO AUTOの最低感度は、ISO100までですので、ISO50を使うには数値固定にする必要があります。 |
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4
ISO AUTO低速限界 |
より高速 |
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撮影モードがP(プログラムオート」またはA(絞り優先)でISO AUTOを選択したときに、ISO感度が変わり始めるシャッタースピードを設定できます。
この機能は、動いている被写体を撮影するときに効果的で、手ブレと被写体ブレを軽減することができます。
極力ブレを抑えたい場合は、高速を選択しますが、そうでなければ標準を選択しておきましょう。 |
高速 |
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標準 |
○ |
○ |
低速 |
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より低速 |
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1/8000 ~ 30″ |
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5
測光モード |
マルチ
複数に分割した画面を各エリアごとに測光し、画面全体の最適な露出を決定します。
[マルチ測光時の顔優先]を[入]にすると、カメラが検出した人物の顔の情報を基準に測光を行います。 |
○ |
○ |
明るさを測る方法を選びます。
デフォルトのマルチ測光が無難と言いたい所ですが、勝手に露出を変えられたりしますので、中央重点測光の方が安定している分お勧めです。
ただしポートレートの場合、次にご紹介する顔優先測光を入にすると人物の顔を基準にして測光してくれますので、マルチ測光がお勧めです。
また白飛びを抑えるために、ハイライト重点も結構使えます。 |
中央重点
画面の中央部に重点をおきながら、全体の明るさを平均的に測光します。 |
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スポット
スポット測光サークル内のみで測光します。
画面内の特定の場所を部分的に測光したいときに適しています。
測光サークルの大きさを[スポット:標準]と[スポット:大]から選択できます。
測光サークルの位置は[スポット測光位置]の設定によって異なります。
フォーカスエリア]を[フレキシブルスポット]または[拡張フレキシブルスポット]にして、[スポット測光位置]を[フォーカス位置連動]にすると、スポット測光位置をフォーカスエリアに連動させることができます。
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画面全体平均
画面全体を平均的に測光する。構図や被写体の位置によって露出が変化しにくい。 |
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ハイライト重点
画面内のハイライト部分を重点的に測光する。被写体の白とびを抑えて撮影したいときに適している。
[Dレンジオプティマイザー]や[オートHDR]を使用すると、明暗の差を細かな領域に分けて分析し、明るさやコントラストが自動補正されます。 |
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6
マルチ測光時の顔優先 |
入
カメラが検出した顔情報を基準に測光を行ないます。
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○ |
○ |
[測光モード]を[マルチ]に設定しているときに、カメラが検出した人物の顔を基準に測光するかどうかを設定します。
人物のシルエット画像でも撮らない限り弊害もないので、入にしておきましょう。
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切
顔検出は行わずに[マルチ]で測光を行ないます。 |
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